今日は晴れ。昨夜は目覚まし時計代わりにしている携帯電話のアラームをセットして寝たはずなのだが、どうやらまだ疲れが取れていなかったらしい。気付くと既に時計の針は9時を廻っていた。カーテンの隙間からは太陽の光がこぼれ出ていて、室内も明るくなっている。
カーテンを開けて窓の外を眺めると、上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて日射しが燦々と降り注いでいる。南よりの風が吹いていて、前庭の木々の枝やタンポポの黄色い花が微かに揺れている。ベランダの外に出てみると、風が心地よく感じられるものの、日射しが熱いくらいに感じられた。
日中は快晴で、上空には初夏の青空が広がっている。今日は気温が午前中からぐんぐんと上昇し、昼間の最高気温は30℃と今年初めての真夏日となった。湿度が低く、窓を開けると、爽やかな風が室内に流れ込んでくる。外を見ると強い日射しが照りつけて、団地の前庭には木々の濃い影が出来ていた。
午後、買い物のために外出する。午後もたっぷりの日射しが降り注ぎ、夏本番の暑さとなった。外を歩いていると、たちまち汗だくになって、タオルで汗を拭いながら日野駅に向かう。自宅を出て日野駅に到着すると、電車に乗って立川駅に出た。
買い物を済ませると、水分補給と休憩を兼ねてお茶をすることにした。駅北口のルミネ立川に入り、1階にあるドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ ルミネ立川店」に向かう。
週末ということもあり、店内は混んでいたが、ちょうどテーブル席の1つが空いたので、そのテーブル席を確保すると店頭のショーケースの前に向かった。先週に引き続き、キャンペーン「Sweet America 2022」の期間限定ドーナツを食べることにして、まだ試していない「スイート アメリカ エム&エムズ」を注文することにした。残りの2種類のドーナツは先週食べてしまっているので、今日は久しぶりに「ブリュレ グレーズド レモン バター」をあわせて注文する。
ドリンクは先週と同様、夏季限定の定番ドリンク「ジェリーinソーダ」を注文することにする。注文したのは「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」である。
スマホでアプリを起動させるとクーポンを表示させ、レジで代金を支払った。レジでドーナツとドリンクの載ったトレーを受け取り、奥のカウンターで紙ナプキンを1枚をトレーの上に載せて、確保したテーブル席に運んだ。
紙おしぼりで手を拭くと、最初に「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」を飲むことにした。「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」はレモネードソーダをベースに、夏に旬を迎える長野県産シャインマスカットのソースを加えたレモネードである。
見た目も爽やかな「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」にストローを挿し、ストローを思い切り吸い込む。チュルンとした舌触りのピーチジュリーが口の中に飛び込んできた。まろやかな甘さのピーチジェリーの後から、ドロリとした甘酸っぱい濃厚なレモネードソースが口の中に流れ込んでくる。
酸味のきいたレモンと爽やかでフルーティーなシャインマスカットの味わいが口の中に広がり、舌の上のシュワシュワとした刺激が心地よい。濃厚なレモネードのフルーティーな甘さも加わって、いい気分転換になった。
ドリンクがカップの半分くらいまで減ったところで、ドーナツを食べることにした。最初に食べることにしたのは「スイート アメリカ エム&エムズ」である。「スイート アメリカ エム&エムズ」はリング状のドーナツ生地の表面をプリン風味のチョコでコーティングし、8色のカラフルなスプリンクルチョコレートと「m」マークの6色のチョコをトッピングしたドーナツである。
ドーナツを親指と人差し指で挟んで持ち上げると、色鮮やかなドーナツにかぶりつく。ふんわりとした食感のリングドーナツ生地にカリッとした食感のスプリンクルチョコレートとパリッとした食感の「m」マークのチョコがアクセントになっていて美味しい。プリン風味のチョコの優しい甘さが全体を包み込んでいて、美味しかった。
ドーナツを1個食べたところで少し「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」を飲んだ。続いて「ブリュレ グレーズド レモン バター」を食べることにする。クリスピークリームドーナツではキャンペーンの期間限定ドーナツとオリジナル・グレーズドを除いて、これまでに食べたドーナツをまた食べることは少ないのだが、今回はちょっと気の迷いというか、なんだか「ブリュレ グレーズド レモン バター」が美味そうに見えたので、つい手を伸ばしてしまった。ちなみに前回食べたのは、3年前だから、その時の印象はすっかり忘れてしまっている。
「ブリュレ グレーズド レモン バター」はレモン果汁と発酵バターを加えたフィリングをたっぷり詰めこんだオリジナル・グレーズドの表面を焦がしてキャラメリゼしたドーナツである。
ドーナツにかぶりつく。さくっとした食感の表面をキャラメリゼしたドーナツの生地の中から爽やかな酸味のレモン果汁と風味豊かな発酵バターを加えたフィリングが口の中に溢れ出してくる。香ばしいカラメルの甘みと甘酸っぱいレモンバターが絶妙にマッチして久しぶりに美味しい。たまには、前に食べたドーナツを試してみるのもいいかもしれない。
2つのドーナツを食べてしまうと、再び「ピーチジェリー in ソーダ シャインマスカット レモネード」を飲む。ストローを思い切り吸うと、ドロリとしたソースと一緒にチュルンとした舌触りのピーチジェリーが口の中に流れ込んできて、レモンバターの酸味と混ざり合って喉の奥に消えていく。その後から爽やかな炭酸が口の中に広がり、口の中に爽やかな風が吹いたように思われた。
ちょっと気分が落ち着いたところで、デイパックの中から読み物を取りだした。ドリンクを飲みながら記事を読む。しばらく記事に集中していたが、ドリンクが無くなったところで、カップに入っている氷を舌の上で転がしながら、更に記事を読み進めた。ふと腕時計を見ると、既に入店してから一時間ほどが経過していた。
デイパックの中に読み物を放り込んで、食器を返すと店を出る。ルミネ立川の中を通って、立川駅の構内に入った。立川駅から電車に乗って日野駅に移動する。日が傾いてくると、西の空に薄い雲が広がってきた。
夜、ゴミを出すために外に出る。上空には澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。昼間の暖気がまだ残っているのか、少し空気が蒸すように感じられた。