生活環せいかつかん
生物の生活史の周期のこと。生物の個体が発生を始めてから死ぬまでの過程を生活史しといい,この間に次代の個体がつくられて,同じ過程がくりかえされます。そのくりかえしが生活環です。
ライフサイクル
生物がその生涯の間にさまざまの変化を経ながら再びもとと同じ段階に戻ってくるまでの変遷のこと。もとと同じ段階に戻るまでに1世代(植物の場合には2世代以上のことも多い)を経て新しい世代になっている。
世界大百科事典 第2版 「生活環」より
桜の木の生活環
リンゴの木のライフサイクル
図1は直線的時間観
図2は円環的時間観
生活環せいかつかんlife cycle
生物の個体が生殖細胞から出発して成長し、やがて生殖細胞を形成するまでの生活過程(生活史)は、さまざまな図式で示すことができるが、しばしば環状図式が使用され、これを生活環という。
日本大百科全書(ニッポニカ) 「生活環」
被子植物のライフサイクル
人のライフサイクル
自己同一性
図のように生物はさまざまに変化しながらそれ自身に同一
であるというのがその本質であると言えます。これが自己同一性と呼ばれるものです。
死後のライフサイクル
チベットの壁画
輪廻の思想もこの自己同一性ということが根底になければ成り立たないのは自明のことだと思われますが如何。
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