ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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なぜ、装蹄をやめられないのか?-1

2019年09月02日 | 裸蹄管理

 

 はっきり言って、装蹄にいい事なんか何にもない、と思う、それをまとめると。

なのにずるずる装蹄が続いている、というか、しなくちゃならない、という刷り込みになっているのには色々理由があります。

1.結局素人がこの世界を牛耳っていて、しかも、それに「昔からこうだから」という裏付けがある。エビデンスはないにもかかわらず。

 これは、今の馬ビジネス全般に言えることですが、牛耳っているのは競馬上がりの人間・馬術部上がりの人間・馬を長く扱ってきました、という人間でありまして、動物を科学的に論理的にみることができる人間が介入できていないんです。要するに、獣医師が何の役にも立ってない。情けない話よのう・・・・・。

 まあ、信用されないのは当然で、獣医は診断はします。跛行がどうした、その部位はここで、とか。しかーし、その原因、さらに言うと治療、全くもって役立たず。せいぜい「休馬」程度の指示しか出せない。こんなんで信頼されるわけないですよ。小動物臨床医である当方、今まで、自馬を馬の獣医が診てまともになんとかなった試しなし。薬もめちゃくちゃ・診断もめちゃくちゃ・指導もめちゃくちゃ、一体こいつら何なんだよ~~~??なんですわ。

 馬については、どの薬をどうやって使うのか、というガイドラインすらまともに確立されていない。大動物用の薬はありますけどね、馬についてどんな薬をどのように使うのか、全く見えていない。未開の原野ってやつでね。徒手空拳で病気と闘えるかっつの。

 こんなことを書くと、馬の先生から激反論が来るかもしれないけどさ、確かに、馬の獣医師が書いているブログ等も読みました。手術手術の日々、ごくろーさんでございます。そんな手術をしなくて済むように、どうすればいいのか、とか、なぜ、こんなに手術件数が多くなってしまうのか、という考察が全くない。バカじゃない??手術なんぞしなくて済むように指導するのが、本来の獣医の仕事なんじゃあないの???しかもさ、手術等外科処置したら、絶対に必要な抗生剤について、未だにセファロチン?何考えてるんだ????

 どタマに来て、自分で考えました。で治療しました。安全で確実に有効な合成抗菌剤があります。教えませんよ、獣医の皆さん。知りたきゃ、ウマ科学会の総会論文を当たってくれ。聞いてくださってもいいですけど、メールなら教えませーん。

 長くなっちゃったので、続く。