ヨシです。
今回は、「舞踏会」
2001年のニューヨークのザ ウォルドリフ アストリアという由緒あるホテルで行われました。
私はこのイベントに2000年と2001年の2回参加しました。
何十年も続いているオーストリアのウィーンとアメリカのニューヨークの大きな合同イベントです。
本場(ウィーン)の人達のこういう正式な場でのお辞儀などの振る舞いを
見たいという私の好奇心がこのイベントのオーディションを受けるきっかけとなりました。
ダンスを中心に色んな催しが行われましたが、
私が出演したのは、
ウィーンとニューヨークからのそれぞれ6カップルづつのダンサーのパーフォマンスです。ダンサーにはプロもアマも入っていました。
毎回決まった音楽の入場から始まり、
カドリーユとウィンナーワルツを踊りました。
カドリーユとは、4組の男女のカップルがスクエア(四角)になって踊る歴史的なダンスです。
1週間で、ニューヨーク組はウイーンから何曲かのカドリーユの振り付け、
ウィーン組はニューヨークからのウィンナーワルツの振り付けを覚えました。
そして前日12カップルの合同練習でした。
あとは動画を観て頂くとわかると思います。
我々が踊ったあとは、一般の人達が加わって踊っていますが、
ダンスで移動など無理な状態です。横に揺れてるカップルが殆どです。
皆さんもご存知ののように、
先ず一般に言われるウインナーワルツのステップを踊れるようになるには、
かなりの練習が必要です。
そして動画の最後のようにダンスフロアに人が沢山だとダンスしながら移動はできません。
以前東京で、
あるアメリカンカップルが年末のウイーンの舞踏会に行くことになったので
ウィンナーワルツを教えて欲しいと来られ、1回のレッスンだけというので、
前後横の揺れとボックスとアンダーアームターンを教えて差し上げました。
1回のレッスンでこれだけでも多すぎるくらいです。
レッスン後は、お会いしていないので実際に踊られたかどうかはわかりません。
余談(Facebookでは言ってません)
このイベントの2回目の時、ピエール先生にこのイベントに出ることを言うと、
「実は振付を頼まれたんだけど断わったよ」と言ってました。
ビデオ作製や振付の依頼を断る度に
何てもったいない話だろうと私は思ってました。
でも、3本の映画に、後年の先生(今も)の活動の中心となったペアダンスを通しての子供教育を描き、
先生自身のダンス人生を描いた自伝の出版
凄いことです。
私など足元にも及びません。
それで、このイベントでウィーンのダンサー達から何か学べたかというと
期待したものは何もありませんでした。
でもカドリーユというダンスはここで初めて知りましたし
このイベントに参加して踊れたことは、
素晴らしい経験だったと思います。
感謝です。