その報告の期限は2016年2月1日。
その後いったいどうなったのか。
保全状況報告書の中身は,「文化的景観の手法を反映した資産の総合的な構想、来訪者戦略、登山道の保全手法、情報提供戦略、危機管理戦略の策定に関する進展状況を含めるとともに、管理計画の全体的な改定の進展状況を含めること」とされていました。
それがクリヤーできなかった場合は「危機遺産」のリスト入り。
そうした条件が付いていたが,その後の報道がありません。
ボクが気付かなかっただけか?
と思っていたら先日の新聞に,登山者抑制策を11月末までにユネスコに提出するという記事が掲載されていました。
なんでそんなことまでしなくてはならないのだろうか。
そんな条件を付けられるくらいなら,こちらから登録を返上すればよいと思う。
そして,ユネスコなどという団体とは縁を切ればよろしい。
日本がユネスコにいくら支払っているかご存知ですか。
2018年の分担金はなんと235百万ドルです。
いろいろと問題のあるユネスコ。
こんな大金を支払うメリットがあると思いますか。
すでにアメリカは分担金の支払いを停止中です。
ユネスコ自体がすでに時代に取り残された遺産です。
IOCと同様に胡散臭いところもある。
そもそも日本の文化を外国の団体に理解してもらって認めてもらおうなどということに無理があるのです。
それでも文化遺産の登録を望む団体が後を絶ちません。
それは単純に観光客を呼び込みたいだけ。
そんな下心が見え見え。
自分たちで努力しようと思わないんだろうか。
年間235百万ドルを掛ければいろんなことが出来るはず。
富士山であれば,スイスアルプスがお手本になります。
登山電車,エレベータ,展望台の3点セットを取り入れたらどうか。
成田空港,羽田空港,富士山空港から富士山の7合目あたりまで年間を通して登山電車を走らせる。
スバルラインを使えばそれほど難しいことではないはず。
6合目から7合目までが難しいかもしれないけど,エレベータ,エスカレータを使えばできるのではないか。
エベレストよりも厳しい環境とも言われる厳冬期の富士山の7合目は日本人だってほんのわずかの人しか見たことがないでしょう。
その光景を見ることが出来るのですよ。
文化遺産なんて10年も経てば忘れ去られてしまいます。
他力本願ではなく,自らの努力が大切だということです。
今朝の富士山。
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久しぶりに見えた富士山は雪がかなり減っていました。