自転車マークと矢羽が車道にペイントされたことについて二回目に書きましたココ
しかし,これが矛盾だらけ。
自転車は車道を走るのか歩道を走るのか。
場所によって使い分けろと言われても戸惑ってしまいます。
国土交通省では,昨年7月に「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を創出しましたが,これを読めばさらに疑問が湧いてきます。
国土交通省がガイドラインを作った経緯を考えてみましょう。
昭和40年にまで遡りますが,当時の日本はモータリゼーションが急激に発達しました。
その結果,自転車と自動車による事故が多発したわけです。
そこで国が考えた方策が自歩道というものです。
自転車が歩道を走ることを認めたのです。
ところが近年になって,自転車と歩行者による重大な事故が増えてきました。
国は自歩道を廃止したい。
しかし,自転車は歩道を走ることに対する長年の既得権があります。
そして何よりも道路の幅員の狭さという問題があります。
自動車が50Km以上のスピードで走るすぐ横を自転車で走れと言われても怖くてそんなことは出来ません。
自転車を車道に出そうとしても,道路によっては幅員が狭くて自転車が走るスペースを確保することが出来ないのだから。
根本的な解決策がないのです。
ではどうすればよいのか。
まずは道路の幅員を広げて自転車レーンを確保するという政策を重点課題とする必要があります。
都内の甲州街道などは二車線を1車線にして自転車レーンを作ってもいいと思う。
これからは人口も自動車も減るのですから。
そういった大胆な発想が出来る議員が出てきてほしいですね。
自転車乗りの議員さんに頑張ってほしいと思うのだけど,谷垣さんにはもう期待できないし。
今のままでは自転車と歩行者の事故が増える一方です。
トップの写真と本文は関係ありません。
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