パリに限ったことではなく,いつのころからか種目が増え,同一競技でも個人に加えて団体,混合などで一人の選手が四つもメダルをぶら下げて写真に写っている。
そうした姿を見て,メダルの価値が下がったなあと感じてしまいます。
本人が頑張ったことは確かなのだけど,問題は組織にあるのです。
参加国もメダルの獲得に必死になっています。
IOCはこの現象をどう考えているんだろうね。
そのせいかどうかはわからないけど,パリオリンピックのメダルの品質を疑問視する声がメダリストから出ているそうです(トップの写真)。
マラソンのようにメダルは一つという潔さが魅力だとボクは思うのだけど,そのうちマラソンにも混合が出来たりして。
ところで今回の新種目のブレイキン。
年寄りからすれば「これは何だ」と思ってしまいます。
若い人に興味を持ってもらうための商業オリンピックの象徴かなとも思いますが,なんと次大会のロサンゼルスでは追加競技候補から外れたそうです。
「自由が魅力のダンスに点数を付けることに違和感を持つ人もいる」アメリカではそういう意見もあるそうです。
確かにそうかもしれないなあと思っていたら,日本のエースの半井重幸選手が「ブレイキンには正解がなく,自分の踊りを作っていくことが魅力だ」と語っていました。
この子,とてもしっかりしているんだよね。
メダルが取れなくても笑みを絶やさなかった彼を応援したいと思いました。
メダルにしがみ付く時代ではないということかもしれません。
メダルと言えば,今回の大会ではカメラマンの前でメダルを噛む日本の選手が目立ちました。
見苦しい姿ですね。
かつて,カメラマンが写真映えを考えて選手にリクエストしたのが始まりですけど,コーチがやめるように指導してあげれば良いと思うのだけど。
ところで,先ほど日本に帰国した選手が空港でインタビューを受けている姿がテレビに映っていたのだけど,なんと鼻輪を付けている選手がいました。
これにはびっくりしました。
鼻輪は牛に言うことを聞かせるために付けるものだよね。
この子は親にはめさせられたんだろうか。
いやそれは冗談です。
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