台風の記事と前後してしまいましたが、
先日書いた満月の記事でも触れた、月にまつわる曲のお話。
私は、月というものにどこか神秘的な印象を持っているのですが、
多くの大作曲家たちもまた、月からインスピレーションを得て、素晴らしい曲を世に遺してくれました。
大作曲家に限らず、様々な国や地域に伝わる民謡や童謡の類の曲の中にも、
月にまつわる曲というのは多くありますよね。
皆さんも、思い浮かぶものが何かしらあるのではないでしょうか。
ひとつひとつ挙げていくと、おそらく曲が多すぎて大変なことになっちゃいますので(笑)、
今回は、同じ詩を基に、二人の作曲家が書いた作品についてご紹介したいと思います。
基になった詩というのが、フランスの詩人・ヴェルレーヌの“Clair de lune(月の光)”。
(詩の内容・対訳については省略しますが、ネット検索して頂ければすぐ出てくると思います)
この詩に対して、フォーレとドビュッシーという二人の大作曲家が曲を書いているのですね。
フォーレは歌曲。
ドビュッシーはピアノ曲。皆さんご存じの、ベルガマスク組曲の「月の光」です。
フォーレは歌曲ですから、元々の詩が当然ながら歌詩となって歌われるわけですが、
面白いのはピアノパートが主旋律を奏で、歌は対旋律なのですね。
調性は、途中dur(長調)への転調はあるものの、主にb-moll(変ロ短調)が支配します。
フォーレのこの曲は、高校時代にソルフェージュの先生が教材として聴かせて下さったのですが、
最初に聴いた時からすごく印象に残って・・とにかく美しく、うっとりしてしまいます。
絶妙な転調、詩と音楽の融合、もう何から何まで本当に素晴らしいなと、聴く度に思います。
さて、一方ピアノ曲として書いたドビュッシーは、フォーレと違って歌詩はありませんので、
詩のどの部分が曲のどこに反映されているのかは、ちょっと定かではないのですが、
調性はDes-dur(変ニ長調)が主に支配します。途中♯系の調に転調するのにも注目です。
♯系のところは、月の光の煌めきが増すような印象を受けます
主調のDes-durというのがフォーレの作品の平行調(同じ調号を持つ長短調)というのも面白いなと思います。
同じ詩から生まれた、二人の作曲家の全く異なる作品たち。
機会がありましたら、皆さんも月に想いを馳せながら、聴き比べてみてはいかがでしょうか。
作品の背景を知ると、より一層共感できたり、表現にも深みが出て来るのではと思います。
ちなみに…月の光は私はフォーレの方が圧倒的に好きなんですね
あ、ドビュッシーがキライとかではありませんので、念のため!(笑)
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この詩に対して、フォーレとドビュッシーという二人の大作曲家が曲を書いているのですね。
フォーレは歌曲。
ドビュッシーはピアノ曲。皆さんご存じの、ベルガマスク組曲の「月の光」です。
フォーレは歌曲ですから、元々の詩が当然ながら歌詩となって歌われるわけですが、
面白いのはピアノパートが主旋律を奏で、歌は対旋律なのですね。
調性は、途中dur(長調)への転調はあるものの、主にb-moll(変ロ短調)が支配します。
フォーレのこの曲は、高校時代にソルフェージュの先生が教材として聴かせて下さったのですが、
最初に聴いた時からすごく印象に残って・・とにかく美しく、うっとりしてしまいます。
絶妙な転調、詩と音楽の融合、もう何から何まで本当に素晴らしいなと、聴く度に思います。
さて、一方ピアノ曲として書いたドビュッシーは、フォーレと違って歌詩はありませんので、
詩のどの部分が曲のどこに反映されているのかは、ちょっと定かではないのですが、
調性はDes-dur(変ニ長調)が主に支配します。途中♯系の調に転調するのにも注目です。
♯系のところは、月の光の煌めきが増すような印象を受けます
主調のDes-durというのがフォーレの作品の平行調(同じ調号を持つ長短調)というのも面白いなと思います。
同じ詩から生まれた、二人の作曲家の全く異なる作品たち。
機会がありましたら、皆さんも月に想いを馳せながら、聴き比べてみてはいかがでしょうか。
作品の背景を知ると、より一層共感できたり、表現にも深みが出て来るのではと思います。
ちなみに…月の光は私はフォーレの方が圧倒的に好きなんですね
あ、ドビュッシーがキライとかではありませんので、念のため!(笑)
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