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私が思うに、日本ではこれまで、鎌倉期をただ一つの例外に、「超越と実存」を問題にするような思想的言説が必要とされなかったのである。
我々は自分が何者であるかを、まずは、共同体(家族、近隣、会社、国家等々)において規定される。この共同体が与える「役割」としての自己の、在り方が安定していれば、その在り方自体を問題にする意識は先鋭にはならない。
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超越と実存
南 直哉著
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鎌倉期の法然上人、親鸞聖人
たちの存在の大きさにまた気づきがあり
興味深く読み進められます。
在り方を整えることに行きつくところが
ある。感謝と素直な心に行き着く。
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