昨日、大分県大分市佐賀関の日鉱佐賀関で、死亡事故がありました。
数ヶ月前には、南日本造船でも2名の方が亡くなられました。
佐賀関は、全国的にも「関さば・関アジ」で有名な漁師町です。
さて、今回の事故では、3名の方の尊い命が奪われました。
ご冥福をお祈りいたします。 合掌
今回の事故も先日の南日本造船の事故も都会であったクレーンの落下事故も
亡くなられたのは、すべて下請け業者の作業員さんです。
1次下請け・2次下請け・3時下請け・・は、わかりませんが
いつも、必ず亡くなられるのは、必ず下請け業者の専門職の方々です。
そして、いつも記者会見等で謝罪するのは、元請の工場長か現場所長です。
「安全管理は、いつもやっていました。なぜ、こんな事が起こったのか?調査します。」
確かに、安全管理・安全教育はやっておられると思います。
この日本各地の現場の一番の問題は、危険な仕事ほど賃金が安くきつい事です。
そして、一番儲けるのが、大手企業なんです。
大分には巨大な新日鉄があります。親父の周りにも新日鉄に入っている人がいます。
聞くところ、新日鉄の中で働いている人の90%以上は下請け業者だそうです。
新日鉄社員はほんの一握りみたいと聞いています。
この不景気で、派遣切りが問題になりましたが、
国内のあらゆる大手企業は下請け業者で、持っていると言っても過言で無いでしょう。
何度も言いますが、いつも亡くなったり、怪我をするのは下請け業者。
大手に叩かれ、安い金で、仕事を請け、安い金で人を雇い、安全管理費もあまり無い。
この構造がある限り、まだまだ事故が起こり、弱い立場の人たちが亡くなるでしょう。
その時は私の従兄が亡くなりました。
日鉱はその時の教訓を全く活かしていない。
…何のために従兄は死んだ。
これではタダの無駄死にだ。
従兄さんが、お亡くなりになられたんですか、ご冥福をお祈り申し上げます。今回の事故も、本当は業務上過失致死で責任者は執行猶予刑になるのに、書類送検で終わりでしょう。
殺人事件ですのにね。いつも世の中は小さい者・弱い者が泣くんですね。
企業は人の命より利益なんでしょうか?
つまらん時代になったものです。
利益を貪りたい人間が、人間を安く雇い、危険な仕事をさせる。
なんか、おかしいね。
大企業の経営者に、いい人が少ないのかなぁ。
いい人が起業して成功して、世の中を変えてほしいな。
人に望むのが間違ってるのなら、思いやりのある資本家になって、一石を投じてみたいよね~。
お金の要らない世界になって、交換と言う価値観を捨て、与える気持ちを、たくさんの人が持てるようになれば、世の中は、変わるかな。
事故の度に、やりきれない思いになりますね。
次に生かされることを、心から願っています。
企業の失敗で、人が死んでも、書類送検。
極端やけど、ほんまの話。
誰が一番悪いんかなぁ。
kittyさん、パソコンでブログ見たときは、おやじのバナーをポチッと、押していただけたら有難いです。よろしく。