6月30日8時16分。松本市南部を震源とする長野県中部地震が発生しました。震源から約6km離れた松本市役所にて震度5強を観測。新聞記事によると震源は松本市南部、っていうか、当家の真下ではないですか。4000m下で発生したマグニチュード5.4のジャストミート直下地震。我が家を含めた近隣家屋の被害状況をみるに、おそらく震源付近の松本市旧芳川地区では、震度7クラスの揺れであったのではと想像しています。幸い、無線のタワーは無事。
私の住む平田地区を中心に、JR篠ノ井線平田駅付近から、田川の西側にかけて大きな被害が集中しているようです。限られた範囲とはいえ3000戸を超える家屋が、屋根瓦の落下、ブロック塀倒壊などの被害を受けています。一週間たっても、当家の周りのほとんどのお宅は屋根瓦がこわれたままブルーシートがかけられており、ブロック塀も2軒に1軒は被害を受けています。
当家屋外の被害は、ブロック塀破損と落下物が当たって車のバンパーに傷がついたのみにとどまったのですが、耐震対策をしていたにもかかわらず、家の中はめちゃくちゃ。阪神大震災のときの最大震度7(800ガル)に耐えられる計算でコンクリート壁に打ち込んでいたカールプラグ(耐荷重100kgfx6本)で固定していた無線機ラックも、一瞬にして抜けてしまいました。機材200kg、耐荷重安全率30%としても、1000ガル(≒1G)の力が働いたことになります。これだけ被害が大きかったにもかかわらず、数キロ離れた地点では大きな被害がでていません。超局所的直下型地震の恐ろしさを痛感いたしました。皆様も十分な耐震対策を。松本では、まだこれから「牛伏寺断層地震」がくる可能性がありますので。。
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