キハE200一般公開＠松本駅

　7月7日、松本駅ビルMIDORI新装開店に合わせて、JR松本駅０番線にて、世界初（？！）ハイブリッド鉄道車両「キハE200形」が一般公開されましたので早速調査出動。本日は0番線に「キハＥ２００－１」＋「キハＥ２００－２」の２両編成で登場。

 

　リチウムイオン畜電池は屋根の上に乗っかっています。確かに、床下にはエンジンやらモーターやら、機材がびっしり。電池を乗せる余裕はないですよね。そういえば、峠のシェルパことＥＦ６３も停電時の緊急用に蓄電池を搭載していました。ただこの電池は走行動力用ではなく、回生ブレーキの抵抗器を冷却するファンを回したり、エアコンプレッサを回す、緊急用途。峠を下るときの安全対策でしたが、４５年前に「エコ」という概念があれば、下り坂で電池を充電するエネルギー回収形ハイブリッド（？）鉄道車両が誕生していたかもしれないですね。

 

　Ｅ２００運転席の表示パネルに、まるでプリウスのような充放電ステータスがモニタ表示されています。７日の松本は結構暑く、車内は冷房全開でしたが、どうやら電池残量が５０％を切ると自動的にエンジンが掛かり充電開始、ある程度充電が進むとエンジン停止、という制御になっているようです。ときおり軽やかなセルスタータ音とともにエンジンが掛かり、数分すると自動的にとまります。エンジン音はかなり静かで、排気も黒煙はほとんど出ていません。エンジンを最適回転域で使い、かつ流体クラッチもない構造は、かなりエネルギー効率が良さそうです。

 

　車内は１列－２列ボックスシートタイプ。キハＥ２００－１は松本駅では東１列、西２列でしたので、このまま小淵沢から小海線にはいると、八ヶ岳側が２列、ということになりますでしょうか。 ま、気動車ですのでくるくる変わるかもしれませんけど。車内はやはり新車のにおいでいっぱい。ただＮ７００とは、またひと味（ひとにおい）違った感じです。Ｅ２００（東急車輌）の方がすこし自動車に近い感じですが、Ｅ２５７のときともまたちがう。シックハウスならぬ、シック列車対策も必要かもしれないですな。

 

　側面のデザインはなんだかなぁ、、って感じ。小海線にはちょっと似合わないかも。。ちょっと狙いすぎ？！　今回のイベント、Ｅ２００展示以外にも、０番線ホーム上で鉄道グッズ販売も実施。おそらく長野総車セで解体されたとおもわれる２０１系の方向幕など、ディープなグッズもたくさん。さらに同じ０番線上にＥ２５７のＭ２０３編成２両を止めて休憩室に。イイダヤ軒の地鶏めしを仕入れてＥ２５７車内でお昼ご飯。

 

　なにやら前の方でＥ２５７のミュージックタイフォーンがしきりになっている。どうやらこのＥ２５７、休憩室だけではなく、運転席の見学もさせてくれるようです。小鉄をかきわけ１号車へ。いつもお世話になっているＥ２５７ですが、運転席に乱入したことはありませんでした。制御台手前は結構年季が入っています。マスコン手前のクッション部分も結構ぼろぼろ。運転士さんのためにも、運転席周りもリフレッシュしてあげてください。

 

　結構恥ずかしかったのですが、こんな機会は滅多にない、ということで、ジャリ鉄おしのけ運転席に失礼。碓氷鉄道文化村級の車に比べれば、結構座り心地がよいですね。この際ですので、ミュージックフォンも一声＾＾）。現役車両でならしたのは生まれて初めてです(^^)。

 

　これは２番線で南小谷からのＭ１０３編成を待つＭ２０１編成、通称「特急アルピコ号」^^;)こと、あずさ２４号。Ｅ２５７はアコモ的な不満、とくにシートバックに「コンビニ袋」を引っかけるところがなく、新宿からの仕事帰りバージョン宴会列車ではとっても不自由しています。シートポケットも小さく、買い込んだ大量のワンカップを保持しておくのがとっても大変^^;)。でも、運転席に座らせてもらったし、タイフォーンも鳴らせたので、ちょっとポイントアップです。

 

　ちなみに、これが本物の「アルピコ号」こと、松本電鉄上高地線。Ｅ２５７Ｍ１０３の代わりにこいつが２番線にいたら、思わず間違えて連結してしまいそうでしょ(^^;;)。

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by taniyan

 

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