WindowsPCといえば、新しいデバイスを取り付けたときなどに、ドライバーやら何やらがうまく入らず、トラブルに遭遇することが多々あります。そんなときにまず試すのは、PCの「再起動」。ま、よほどマニアックなデバイスで無い限り、これで大半の問題は解決してくれるのですが、それでもだめなときは、「シャットダウン」。PCの電源を落としてから、10数えてもう一度電源を入れる、ということをしていました。ところが、OS的には、「シャットダウン」より、「再起動」の方が、より「初期化」されている(場合がある)、ということが判明!!。
上記キャプチャは、Windows10の画面。「コントロールパネル」(左下のウインドウズマークを右クリックして起動)→「ハードウエアとサウンド」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」(画面左側のタブ)、と辿ることで到達できます。ポイントは、「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする」チェックボックス。ここにチェックが入っていると、起動時間を短縮するため、初期化諸々端折るみたいで、調子悪い状態のパラメータが初期化されず、トラブルが解消されない、ということが起きるようです。「再起動」の場合は、この設定によらず、すべての初期化処理が行われるということなので、場合によっては、「シャットダウン」するより、「再起動」の方が、より完璧に初期化処理される、という現象が起こりえます。
周辺デバイスの調子が悪いときは、やはり電源切って入れ直す、というのが常套手段。ハードもソフトも、完璧に初期化させるには、このチェックボックスを外してから電源を入れ直す、ということになります。ちなみに、このチェックボックスを外すには、「現在利用可能でない設定を変更します」をクリックしてから変更します。
本件に気づいたのは、8インチタブレット(Windows10)の画面回転不具合がきっかけでした。デバイスの傾きに合わせて、自動的に画面横向き縦向きが切り替わる仕様なのですが、何かの拍子にこの機能が働かなくなってしまいました。何回も「シャットダウン」→「スタートアップ」を繰り返したのですが改善せず、なかばあきらめていたところ、ふとしたことで「再起動」したら、症状がなおってしまいました。いろいろとググってみたら、こういうからくりであることが判明。備忘録をかねて記事にいたしました。それにしても、知らない仕様が多すぎる、、Windows恐るべし:(。
<2017.4.26追記>
Android端末では、「再起動」よりも「シャットダウン(電源OFF)」の方が、初期化度が高いケースが多いようです。画面が回転しなくなったり、バックライト明るさ自動調整がうまくいかなくなったときなど、復帰する確率が高いようです。
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