1999年の量産デビュー以来、20年あまり東海道山陽新幹線の代表ランナーを務めてきた元祖700系新幹線。2020年3月8日をもって、東海道新幹線区間から完全引退します。(山陽新幹線16連B編成定期、ひかり444号最終3月11日、ひかり441号最終3月13日。) 本日2月12日から、ありがとうヘッドマーク、サイドマーク(ラッピング)の掲出が始まりました。写真は、のぞみ408号@新大阪駅。
本日の東海道新幹線上り、元祖700系運用は、この1本のみ。C54編成408Aにも、さよならマークが掲示されています。乗車位置表示版にある「N700系」の表示も、もう必要なくなるのか。すでに「禁煙」「喫煙」の表示はありません。っていうか、700系(16連)引退によって、座席で喫煙できる列車が、JRからから消滅することになります。残るは、サンライズの個室のみ。愛煙鉄の皆様、この機会に「無煙化計画」をご検討されてはいかがでしょうか:)。
幕も、本物の「幕」です。デビュー当時は、21世紀を迎えて最先端の象徴だったのに、たった20年で、懐かしい存在になってしまうとは。ホーローのサボ受けと、ほとんど同じ時代に感じてしまうのは。。
デビュー当時は、まるでヨウカンのような四角いボディーと、カモノハシ顔のインパクトが強烈。500系派の自分としては、なんと不格好な車だ、というのが第一印象でした。でも居住性、乗り心地は洗練されており、新幹線の一つの完成形ができたな、というのはすぐにわかりました。
なんとなく300系の流れを継承した車内。窓の上にあるエアコンの吹き出し小窓が無いのが、逆に新鮮です。チルトしながら、大山崎のカーブをギンギンに攻めるN700Aの運転に慣れてしまうと、穏やかなコーナリングもいいなぁ、なんて。(窓枠のワンカップも暴れないし:)
本日は7号車に乗車。シートテーブル裏の設備表示、そういえば8両分まとめてでした。N700系は3両単位。車内妻板の電光掲示板も、今となっては小さい感じ。N700系になって、バリアフリーの配慮も進化しています。
3月8日の、元祖700系最終列車(東海道新幹線)、のぞみ315号「ありがとう東海道新幹線700系」。10時打ち数分で完売とのこと。本日の408Aは、まだまだ乗車率50%程度。N700系がデビューした2007年7月1日、初日のぞみ163号に乗ってからずいぶんたちました。こんどは、N700S狙いですね:)。
東京駅に着いた408A。あれ、先頭16号車のラッピングが剥がれている。。今日は雨模様だったけど、剥がれちゃったのかな。走行中剥がれたとすると、、あぶないなぁ。2回目の東京オリンピックに向けて、これからも、より安全で、より快適な新幹線でありつづけてくれることを期待しています。
by taniyan
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