1965年7月開港、1994年7月に滑走路拡幅延長(1500m→2000m)して晴れてジェット機就航が始まった松本空港(信州まつもと空港)だが、本日最後のジェット機定期便を見送り、明日からプロペラ便のみの空港にもどる。写真は1997年頃の松本空港に降りたMD-87(JAS便)。長野オリンピック前後の最盛期には、札幌千歳、福岡、大阪伊丹、関西空港、仙台、高松、松山、広島など、全国各地の空港との直行便があったが、明日からは札幌、福岡の隔日および大阪伊丹を結ぶDHC-8-400(1日2往復)が残るのみ。
本日最後のジェット便、千歳発JAL2855便がアプローチするも、松本空港周辺は生憎の雨。ILSなどの計器着陸設備を持たない松本空港では、視界不良による欠航が多く、今日ほどの悪天候であったら、通常運行中止か、名古屋、伊丹などへの行き先変更が早めに判断されるところ。しかし最終日とあってか、30分以上かけ、2回の着陸復航の後、3回目でランウエイインサイト。悪天候の中、一瞬の視界回復をとらえてRW18、14:33無事着陸しました。約40分の延着。まさか降りるとは思っていなかったので、今日は自宅からお見送り。折り返し千歳行JAL2854便、約20分遅れでドアクローズしたものの、ローカルフライト便などの到着が重なり20分ほど待たされ、結局40分遅れでエアボーン。RW18であれば自宅上空を通ったのですが、RW36でそのまま北へ。管制通信官(航空管制運航情報官)から、長い間ありがとうございましたのメッセージ。そろそろ札幌へ到着したかな。
今回のジェット便廃止には、現在就航中のMD-87の老朽化がその理由の一つに挙げられているが、過去にチャーター便で、737-800やA320-200が飛来した実績がある。しかし、日本一標高の高い空港(海抜657.5m)ということで、空気が薄く、離陸時の有効滑走路長、最大定員が制限されるなど、利用客が伸びないローカル空港便を廃止する理由はいくらでもあるようだ。
関連記事:「信州まつもと空港@QRT、、、回避」
by taniyan
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます