いよいよ、E353系スーパーあずさデビュー@2017年12月23日まであと一週間。平田駅にも、松本城を拝したポスターが掲示されています。そこに書かれているメッセージは、「信州の趣を、ご一緒に。」。長野支社も力がはいっています:)。
松本駅はじめ、塩尻駅や広丘駅でも、写真のパンフレットが配布されいてました。さすが、Ken Okuyamaデザイン、洗練されたかっこよさがあります:)。車両はかっこいいのですが、パンフの表紙、「系」だけ漢字ってのは、なんか。。。ここまで決めたんだったら、「Class E353 ...」とかにして欲しかった^^)。
パンフ中身も、かなり充実しています。一般(?)乗客向けへのアコモ紹介を中心に、鉄な向きへの情報として、車両編成やら座席マップやらもバッチリ。ピラーの位置もわかるので、車窓を楽しみたい乗り鉄さんも、視界を邪魔されることのない席が選べます。写真の車両は、S202、新宿方1号車(クモハE353-2)です。むむむっ、車内写真に気になるものが写っているぞ。右下にある、可動式フック(いわゆる帽子かけ)のところに。。
こ、これは、まぎれもなく「スワロー(座ろう)ランプ」ではありませんか!。まあ考えてみれば当然の流れかもしれませんが、ついに中央東線も、全車指定席の「スワローあずさ」になってしまうのでしょうか^^;)。「スワローサービス」は、2014年3月に、「スワローあかぎ」ではじまり、常磐線の「ひたち」「ときわ」などで、同様のシステムが運用されています。要は、特急から従来の「自由席」をなくす、という施策で、その背景には、車内検札(車内精算)の負荷(人件費)を減らしたい、という事情があります。
もともと「座席指定」は、特別急行列車はデフォルトでアリ、急行以下の列車はオプション(別途「座席指定券」が必要)、というのが、国鉄時代のルールでした。ところが「自由席特急券」なるものが登場し、着席の保証はないけど、割安で特急に乗車できる制度として定着しました。しかし最近では、この制度を悪用(?)し、自由席特急券はおろか、乗車券すら買わずに飛び乗る、不道徳(旅客営業規則違反)な乗客が増加しているようで、そのため車内精算の業務負荷が増えているようです。しかも、真面目に切符を買って自由席の列に並んでいる乗客より、これら不道徳な乗客ほうが、切符買う時間が必要ないので、列の先に並び、優先的に座席を確保するという、正直者が馬鹿を見る状態にもなっているとか。「スワローサービス」になれば、全席同一料金になり、かつ切符不所持(車内精算)の場合は、通常指定席より割高な料金が設定されているので、非常に合理的です。
写真は、NHKーBS1で2017年3月3日に放送された、「Japan Railway Journal」という英語番組の「New Generation Express: Journey to Speed and Comfortability」の一コマ、E353系新型あずさの車内です。(ちゃんと受信料、納めさせていただいておりますーー;)この時点では、量産先行車S101+S201しか存在しなかったはずですが、座席上部には、「スワローランプ」は見当たりません。おそらく量産先行車も、量産化改造工事の中で、「スワローランプ」がとりつけられるのでしょう。。
一人で二席占領し、飲み鉄を満喫している中、隣にだれか座ってくるのは、あんまり歓迎できることではありませんが、輸送機関としての効率性を考えれば、スワローサービス導入に関して反対するわけには、、、。ただ、せめてネーミングは、「スワローあずさ」は勘弁して欲しいです:(。「つばめ」は、国鉄時代から由緒ある名前ではありますが、「スワロー」と「座ろう」を引っかけた、こてっこてのオヤジギャグなインパクトが強すぎて、なんか悪酔いしそう:)。
さて、E353、窓際においたワンカップがこぼれずにいけるか、、飲み鉄レポートはまた後日:)。
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by taniyan
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