昨年12月中旬にウインチドラムへのワイヤー巻き付けで重なりが発生した。引き下げワイヤーのテンションが緩くなったためずれてしまった。2年前にワイヤー交換をした時に緩みについて注意するように言われていて気になっていたのに点検を怠ってしまった。また、時々上昇できなくなる現象も発生していたのでFTIに連絡した。
降雪期に入ってしまったので春まで保守は難しいと思っていたら東北での作業が早く終わったので帰り道に寄ってくれることになり、急遽保守をしてもらえることになった。上下動作中に時々カンカンと異常音がすることを伝え全体の点検もお願いした。
点検の結果、負荷のかかる大きなプーリー１個のベアリングが完全に削り取られて機能していないことが分かった。上昇時に過負荷で上がらなくなる原因はこれだったようだ。ここまで破損すると動作時に大きな音がするらしいがそれがなかったため気づかなかった。プーリー交換にはワイヤーを緩める必要があり大変な作業。時折湿った雪が降る中、約３時間の作業だった。
【写真説明（上から）】
ウインチドラムにワイヤーが重なって巻き取られた状態
引き下げワイヤーのテンション調整中
ベアリング部分が完全に無くなったプーリー
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