「障害があるから旅行に行けない」
現在は交通手段も宿泊形態も様々あり、障害のある人にとってもだいぶ選択肢の幅が広がってきました。
しかしASDスペクトラム児者にとって見通しの難しさや感覚的な違い、こだわりなどで、
まだまだ壁が高いのが現状です。
「サポートする側は当事者が居心地よく過ごせるようサポートすることに専念する」
まずはそこは鉄則ですがサポートする側がそこに居心地の悪さを感じるようであれば、
当事者にとっても長く楽しめる余暇として活用できません。
「サポートする側が旅行先で居心地よく当事者と過ごせるように事前の準備をしておく」
そこが重要になってきます。
異なる場所や環境でどんな状態になるのか、予測し必要な準備をする。
初めは上手くいかないことが多いかもしれない。
それを次の機会に配慮とするか策を立て直し再挑戦とするか、決めて再度試してみる。
その繰り返しで活用できる形に近づけていきます。
しかしこのコロナ時期の休日は自由に旅行にも出かけられませんね。
行く側も行った先も安心して過ごせる形(どこへも寄らず、まっすぐ行ってまっすぐ戻る)での旅行はできないか。
今回はそんな旅のお宿を紹介します。
高槻から2時間ほどの料理旅館すし米(よね)は、
客室が4部屋ほどの小さな旅館です。食事は朝・夕とも個室で頂けます。
静かな自然の環境で季節の幸を堪能できます。
途中、山や川でキャンプをする観光客も多いので、
高槻を2時過ぎに出発し、翌朝8時過ぎに宿を出発すれば渋滞に巻き込まれることはありません。
1時間ほど先に進んだところにコンビニもいくつかあり、トイレ休憩を挟むことができます。
正面玄関で兜がお出迎え
部屋から自然を味わう