否定する、拒否することを言葉で現わせない。
他者に意義を唱えることができない。
自分の気持ちを表に出せない。
小さい頃からまわりの世話焼き女子に手を引いてもらいながらその場をやり過ごしていると、
自分の気持ちを他者に伝える方法を知らずに思春期を迎えることになります。
「自ら考えて行動する、意思表示をする」ことができない、他者任せで自分からは発信できない受け身の状態でいると、社会と自分との関係、自分とは何かといったアイデンティティを持てないまま大人になることになる。
他者との関係は社会との繋がりに大きく影響しますから、「自ら考えて行動する、意思表示をする」スキルは落とせません。
そこがあって、次に「交渉しながらどこまでが許容範囲か妥協点を探っていく」ことができます。
「自ら考えて行動する、意思表示をする」方法としていろいろあるとは思いますが、PECSはどのタイプの子どもにも活用できます。
先ずは自分のほしいもの、やりたいことを自ら行動に起こして意思表示をすることから、「否定をする」「拒否をする」ことを習得していきます。
ピザのトッピング
「ピーマン、入れないの?」
「ピーマンはね、あんまり好きじゃないんだ」