においの記憶はその人の育った環境や時代を背景に様々な記憶を呼び起こしますが、
私の場合、田植えのころの水田やあぜ道の田舎の風景が、香り立つにおいとともに瞬時に想い出されます。
幼いころの記憶というものは感覚機能を通して五臓六腑丸ごと身体に染みわたっているものかもしれません。
感覚過敏の中で視覚や聴覚過敏のASDの方は多く、その影響で日々の生活に支障を来たす人もいます。
幼いころはまだ感覚がぼんやりしている状態であったのが成長とともに鋭くなっていくこともあるでしょう。
子どもが訳もなく不安定になっている状態が実は大人の目には見えないその影響を受けているのかもしれません。
子どもが居心地よいと感じているにおいや音や肌触り、大切にしてあげたいですね。
久しぶりの青空を清々しく見上げる。