今年度、とらいさぽーとは引き続き「樫の芽会」の助成により、
子ども一人一人のニーズに寄り添った個々のサポートを実施しています。
これまでも子どもの性格、特性、置かれている環境など様々な状況から、
「とらいさぽーと」として何ができるのか、ご家族との会話を重ねながら支援活動を行ってきましたが、
継続助成事業として、今年度は主に義務教育後の進路や就労を見据えながら個別支援を展開させていくことになります。
現在、サポート教室には療育手帳Aの自閉症のお子さんがいません。
自閉症支援としてTEACCHプログラムがありますが、これはどの国でも、誰にでも使える、当事者とその家族のための支援ツールです。
ASDスペクトラム支援士として、TEACCHプログラムは知的障害のある自閉症児にとってこそ、強力な自己権利擁護に繋がる有効な支援スキルだと捉えています。
その本来の支援スキルを最も必要としている方々に向けて、現在実施できていないことを残念に思っています。
常に一人で行動できない、
常に一人の時間を過ごせない、
常に誰かの手を必要としなければならない、
(それは支援者側がそのような状況に彼らとその家族を追い込んでしまっているから)
安心できる環境(構造化された)であれば、誰にも指示されることなく一人でできる行動を増やしていくことができます。
安心できる環境であれば、一人の時間をストレスなく過ごすことができます。
安心できる環境であれば、必要な時に支援を求めること(自律すること)ができます。
いっしょにTEACCHプログラムを体験してみませんか?
お風呂の手順資料
実際は、めくり式で名刺サイズにラミネートしたものを使用している。
当然、対象者によってイラストも提示法も異なってくる。