音楽療法を取り入れた支援プログラムは、支援対象者のニーズに沿ったものを組み立てます。
支援室でも個別のニーズに沿った内容で提供しています。
成人の方の事例として、
興味関心:歌うことが好き・ピアノを昔習っていた
タイプ:機能の高い方で回りに合わせようと無理をしてしまいストレスから体調を崩してしまう
効果:好きな歌で声を出すことで呼吸が全身に行き渡り脳の活性化とともに自律神経を整えることができる
楽譜を読み(視覚)、左右の指を動かし(運動)、音を聞き取る(聴覚)楽器を使った一連の動きは集中力を養う
配慮:主体的に本人が参加し発散できるよう、得意な面を引き出せる内容を組み立てる
一定のプログラムを用意し、時間配分・視覚提示・運動量など、その日の本人の様子からアレンジを加えていく
興味関心のある活動を上手にバランスよく日常生活の中に取り入れることは、
それ自体目に見えるような数値的効果のあるものとしては捉えにくいものですが、
自律した活動を継続していく上で実は大きな役割を果たしています。