障碍者雇用枠で一般企業で働きながら、教室を利用している青年がいます。
毎月2回定期的にこれまで長い間教室に来ていたので、就職を機に止めてしまうことが不安だったのかもしれません。
今では、平日の仕事終わりに立ち寄ってレク活動をする地域での居場所の一つになっているようです。
体調に不安を抱えながら就労活動をしている成年も、月1回教室に来ています。
ヨガの呼吸で体をほぐし、アロママッサージでリラックスすることで体調を整えているようです。
🪴🪴🪴
当事者支援として、~が良いのではないか、~が役に立つのではないかと、私たちは本人の状態を把握しないまま、理解したつもりで勝手な解釈で関わってしまうことがあります。
本人からすれば大変迷惑な話で、下手をすると支援という名の暴力にもなりかねません。
その、支援という名の暴力が続くと二次障害の危険性が出てくる。
こんなことやっとられんわ~!と言って、言動に起こせる子どもはまだ間に合います。
こちらの関わり方が誤っていたことに気づかされるからです。
(中には私のような気づくのが遅い、あるいは気づかない大人もいる)
~が正しい、だから~が出来ないといけない(でもできない)と、まわりに合わせようと無理をする子ども、また、
自分の意思を伝える術を知らない、あるいは諦めてしまっている子どもは、深く傷ついてしまいます。
否定をする。「それは違います!」「~したくないです!」
コミュニケーションスキルとして表出できるかどうかは、実は重要なスキルです。
自分の意思を伝える(言葉でなくてもできます)。
そこから会話の幅が広がって行きます。簡単なようで難しいです。
「どうしますか?」と聞くと相手が求めるような答えを返したりする子もいますから。
この人(大人)は自分を否定しない。
自分の気持ちを先ず聞いてくれる。
自分にとって安心できるやり方を示してくれる。
自分にとって役立つことを教えてくれる。
そのような頼もしい大人として彼らに思って貰えているかどうかはわかりませんが、居心地の良い居場所であることは確かなようです。