「学校を卒業した後はどこに行くの?そこでは何をするの?」
「私(僕)の行けるところはあるの?」
療育手帳を持ってる殆どの青年は、福祉サービス利用可能な事業所へと移行しています。
職業訓練所を経て一般企業に障碍者雇用枠で就労する生徒もいます。
保護者の皆さんは介護支援事業か、就労移行事業か、子どもに合った移行先を探すために情報を先ず集めます。
情報源は学校であったり、保護者仲間であったり、デイサービスや「とらいさぽーと」のような支援教室などで、信頼する主治医のドクターや支援機関に相談しながら移行先を考えます。
実際に見学や体験就労などを通して、最終的には本人が望むところを第一優先に移行先を決めるのが理想的です。
「友だちと同じように、学生生活を送りたい」
「自分の好きなことの専門知識をもっと学びたい」
ASDやADHDの診断を持っている青年で、専門学校や大学に進学する生徒もいます。
保護者の情報源や相談機関の流れはほぼ上記と同じで、やはりオープンキャンパスなどを通して最終的には本人が決めるのが理想的です。
不測の事態が起きたときにどのように対処したら良いのか。
本人の意思決定が優先されるのが第一ですが、情報源としての親の役割は需要で、思いもよらないことが起きた場合どう対処すればよいのか、誰に相談すればよいのかなど情報として示し、関わる支援機関と共有できるようにしておくほうが良いです。
重度な障害で本人の意思決定が困難な場合、本人に代わって支援機関へ親が積極的に働きかける必要があります。子どもがお世話になっているからと遠慮する必要はありません。
本人の権利を擁護するために必要なことと捉えたほうが良いです。