切ったら泣かすよ

好きになるってムツカシイ

モダンホラー

2012年09月16日 | TV・本・コミック

昨日、書いてて気になったので調べてみました

ネットを彷徨った先で見つけたのが怖い話が好きな人たちに贈られてるホラーサイト
「ホラーの刃先 〜edge of the horror〜 エッジ・オブ・ジ・ホラー」

管理人さんのご意見は、
「モダンホラーはスティーブン・キングを形容しているだけで、出自はアメリカンホラーといっていい。」

そうなると、アメリカンホラーとは?になるんだけど、それにも言及されてて、
「荒俣宏によると、アメリカのホラーは絶対的意味における「地方性」に依拠している、とされる。
土着とは異なる絶対的辺境性に恐怖の根源がある、とする(ホラー小説講義より)。」


「絶対的辺境性」に恐怖を求めるなら、それはまさにスティーブン・キングそのものだよなぁ


それじゃ、アメリカンホラーに対峙するものは?というとそれにも書かれてて
「これは、ヨーロピアン・ホラーが恐怖の根源を、歴史の闇に求めざるを得なかったのとは質的に違うのだ、ということを示唆している。」


・・・ヨーロピアンホラーになるらしい
歴史を持つものと持たざるものの違いがこんなトコにも出るんですね


ちなみに、yahooのはてなダイアリーだと
「モダンホラー=ゴシックホラーの対義語。すごく大雑把に言うと70年代以降、内面的恐怖を題材とすることが多い」
(ゴシックホラーは「中世を舞台にした化け物がでてくるホラー」らしい)

・70年代以降
・内面的恐怖

この2つだけじゃ、いくらなんでもカテゴリーするのは難しい
あれもこれもそれも、みんなモダンホラーになるもんね


というわけで


モダンホラーは「絶対的辺境性の恐怖という意味で、スティーブンキングその人のホラー作品の世界観」
ということで納得することにしました


1ケ月丸ごと特集

2012年09月15日 | TV・本・コミック

9月になってもまだまだ暑い日が続いてますが、夏バテしてないでしょうか

タマは相変わらずな生活です
夏季休暇というものが存在しない会社なので、8月は祝日がないだけという月でしたし

そんな中で楽しかったのが、夏休み中ずっと再放送されてたワンピース( )と
契約してるケーブルテレビの「一か月丸ごと●●特集」

8月やってたのは「真夏のホラー特集」
懐かしいロメロのゾンビから、ジェイソン、サダコ、韓国ホラーまでいろいろやってました
中でもよく見てたのは、スティーブン・キングのシリーズで

「モダンホラーの金字塔」という彼の代名詞は、未だよくわかんないんですが
「モダンホラー」っていうカテゴリーが何を指してるのかよくわからなので、わかんないんでしょうね

なんだろう???モダンホラーって???

カルトホラーなら、ちょと猟奇で精神異常っぽい破壊的イメージがあるけど(でも破滅的ではなさそう)
今の時代のモダンって、なに傾向になるんでしょうねぇ

キングのホラーって、いつもひとつの村や町、固定の場所や精神世界に閉ざされた
閉鎖的な小さな箱庭みたいでスキ
安定してて、安心してその閉ざされた世界に足を踏み入れることができますよね


で、この一か月見てて、イチバン思考にひっかかったのは


映画内容じゃなくって、ひとつのセンテンスでした

日本未公開で前編・後編に分かれて放送された「骨の袋」。
原作の英語だと、「ボーン・バッグ」っていう、愛想もなにもない言葉になっちゃうんだけど

骨の袋。

初めて聞いた時には、ななな、なんのこと ってやたら大興奮

骨でできた袋なのか!?
骨を入れる袋なのか!?
それとも、ぐっと突き出された骨が捧げ持つ袋なのか!?

骨になっても離すことができず、しかもそれを突き出されたとしたら
それは、何で、どんな意味で自分向かって突き出しているのか!??

・・・・・ま、お話は普通にいつものキングで他と大差があるものではなかったんですが

その「骨の袋」ってセンテンスだけが、今も心に引っかかって残っちゃってます
タマにありますよね、そういうの


ちなみに9月の特集は「ラブストーリー」
・・・・・ヒマな月になりそうです