おかめ、いきまーす

自分の記録。

木を植えた男

2014年06月13日 | 日記
月に一度、自分の病気のチェックに、ホームドクターのところへ行く。

今日は子供用の絵本が並んでいるカウンターの前の椅子に座った。

何気無く絵本を開いた。木を植えた男。

何回か読んでいたはずなのに、今回は今迄になく、胸に迫った。


カナダの山奥の村に二週間ほど滞在していた時、あるご夫婦と出会った。

カナダの山もアメリカや日本のニュースペーパーの為に伐採されるから

刈り取られた跡に木を植えて行くんだと、熊除けの鈴をならしながら

笑っておられたご夫婦のことを、思い出した。

あのご夫婦はお元気だろうか。


木を植えなくても、日本の土壌は雨が降り注ぎ、気がつくと緑になる。

稀有なこと。有り難いこと。

今日は雷が鳴って、大粒の雨が叩きつけるように降った。

雨が追い付く寸前に玄関に入り、ドアを閉めると雷鳴が裂けるように響いた。

猫が音を聞いて飛びすさった。




夏雲のあつきもとにはわが家あり