今回の原作は文庫本未収録話だったようです。
大まかな内容としては奉太郎の中学校時代のとある英語教師の話で、その先生の名は小木先生と言う。彼がその先生のことを思い出したのは寒露の頃、古典部の部室でみんなで居たときに一機のヘリが飛来したからだった。このヘリの飛来で奉太郎は小木先生がヘリが好きだと言っていたと記憶していたが、同じクラスだった麻耶花も情報通の里志も彼がヘリ好きだったって話は知らないと言う。そして奉太郎は自発的に図書館で調べ物をすると言い出し…
調べ物をしてくると言った奉太郎に里志くんを含むみんなが顔色を変えて詰め寄るシーンはなかなかおかしかったです。それにしても顔が真っ青になるほど焦るのはある意味失礼なんじゃ…とも思うのですが、それも里志らしくて良いですね。
結局、学校の中で調べ物の用が足りないので市立の図書館まで遠征しての調べ物です。里志くんは宿題があるので動けず、麻耶花ちゃんは…興味が無いので動かず、でも、えるちゃんは奉太郎の調べ物に付き添ってくれました。コレは彼女たちの興味の対象がそれぞれ里志くんと奉太郎に別れている事の証明ですね。つまり、麻耶花ちゃんは里志くんに、えるちゃんは奉太郎にってことです。ここいらへん、ブレていないので観ていて分かりやすいです。
図書館に慣れていないらしい奉太郎は自分の調べごとでも楽をしようとしているみたいで、本当は図書委員をしていて図書館に慣れていると思われる麻耶花ちゃんに来て欲しかったようですが、えるちゃんが手伝ってくれそうな事に安堵しているのは、やっぱり奉太郎は奉太郎なんだと納得なのです。えるちゃんは自転車通学、奉太郎は徒歩なので、えるちゃんには図書館まで先行してもらい、先行調査をしてもらうことにして時間の節約を計るのも見事に奉太郎らしいですよね。その代わり、えるちゃんと自転車二人乗りは見送っちゃったみたいですけれども、コレは交通法規的にも見送って正解です。
図書館で調べたのは3年前の新聞記事で小木先生の記事が見つかるかどうかということ。
先に図書館に着いてえるちゃんが軽く調べた所、登山道の清掃活動の記事がヒット。そこで、この小木先生が登山を趣味としていたことと、神山市近隣の山脈をエリアとする登山会の会員の一人であることまで解りました。でも、奉太郎の知りたいことはそれだけではなく、3年前にその山で起こった遭難事故の記事を調べてもらい、その中から五月に起こった遭難事故の記事を読ませてもらうことにしました。その記事は5月9日の記事で前日まで悪天候でヘリからの捜索が出来ないでいたが、晴れ間が広がり県警の救難ヘリが飛ぶことが出来たと有った。この記事を読んで小木先生がヘリを見て喜んだ理由がようやく推測出来た。
つまり小木先生はヘリが好きだっと訳ではなく、山で遭難した人物を救出に赴くヘリを観て嬉しがっていたのだと判ったのだ。
この一件が無かったら、奉太郎は小木先生のことをずっと誤解したままでいたであろう。彼はそのことが我慢ならなかったから、自分で事情を調べることにしたわけですね。ただ、それをえるちゃんに上手く伝えられたかはよく判りませんが、彼の言いたいことは何となくなのですが伝わったようです。ま、えるちゃんも上手く言葉にまとめることが出来ない様子でしたけれども、タブン、彼の言わんとすることは理解出来たのではと思うのです。
推察力があるからこそ陥りやすい、誤解を防ぐ、そのために出来ることをしてみた、と。言うのが今回のお話の真骨頂ですね。
このお話の場合、省エネ主義を自称し、やらなくていいことはやらないし、やらないといけないことは手短にをモットーとしている奉太郎が、何故か自発的に動いて調べ物をしようとしたということで、稀有なお話でした。
あと、稀有な話と言うことでは、奉太郎がえるちゃん以外の理由で動いたと言うことですね。彼が自発的に動いたのではない非常に稀有なお話です。ついでに言うと、奉太郎が自身の考え方について少しだけ見直しをしようと思ったというか自分の間違いは気がついたらその時に訂正しようとしたと見れるですね。今回のことで言うと、些細な思い違いは気がついたらすぐに訂正しょうとしたってことなのかなかな?
と、言うわけで公式HPと京都アニメーション版HP、それとこの記事にTBを送って来てくれた方々の記事を参照にしてくださいね。
大まかな内容としては奉太郎の中学校時代のとある英語教師の話で、その先生の名は小木先生と言う。彼がその先生のことを思い出したのは寒露の頃、古典部の部室でみんなで居たときに一機のヘリが飛来したからだった。このヘリの飛来で奉太郎は小木先生がヘリが好きだと言っていたと記憶していたが、同じクラスだった麻耶花も情報通の里志も彼がヘリ好きだったって話は知らないと言う。そして奉太郎は自発的に図書館で調べ物をすると言い出し…
調べ物をしてくると言った奉太郎に里志くんを含むみんなが顔色を変えて詰め寄るシーンはなかなかおかしかったです。それにしても顔が真っ青になるほど焦るのはある意味失礼なんじゃ…とも思うのですが、それも里志らしくて良いですね。
結局、学校の中で調べ物の用が足りないので市立の図書館まで遠征しての調べ物です。里志くんは宿題があるので動けず、麻耶花ちゃんは…興味が無いので動かず、でも、えるちゃんは奉太郎の調べ物に付き添ってくれました。コレは彼女たちの興味の対象がそれぞれ里志くんと奉太郎に別れている事の証明ですね。つまり、麻耶花ちゃんは里志くんに、えるちゃんは奉太郎にってことです。ここいらへん、ブレていないので観ていて分かりやすいです。
図書館に慣れていないらしい奉太郎は自分の調べごとでも楽をしようとしているみたいで、本当は図書委員をしていて図書館に慣れていると思われる麻耶花ちゃんに来て欲しかったようですが、えるちゃんが手伝ってくれそうな事に安堵しているのは、やっぱり奉太郎は奉太郎なんだと納得なのです。えるちゃんは自転車通学、奉太郎は徒歩なので、えるちゃんには図書館まで先行してもらい、先行調査をしてもらうことにして時間の節約を計るのも見事に奉太郎らしいですよね。その代わり、えるちゃんと自転車二人乗りは見送っちゃったみたいですけれども、コレは交通法規的にも見送って正解です。
図書館で調べたのは3年前の新聞記事で小木先生の記事が見つかるかどうかということ。
先に図書館に着いてえるちゃんが軽く調べた所、登山道の清掃活動の記事がヒット。そこで、この小木先生が登山を趣味としていたことと、神山市近隣の山脈をエリアとする登山会の会員の一人であることまで解りました。でも、奉太郎の知りたいことはそれだけではなく、3年前にその山で起こった遭難事故の記事を調べてもらい、その中から五月に起こった遭難事故の記事を読ませてもらうことにしました。その記事は5月9日の記事で前日まで悪天候でヘリからの捜索が出来ないでいたが、晴れ間が広がり県警の救難ヘリが飛ぶことが出来たと有った。この記事を読んで小木先生がヘリを見て喜んだ理由がようやく推測出来た。
つまり小木先生はヘリが好きだっと訳ではなく、山で遭難した人物を救出に赴くヘリを観て嬉しがっていたのだと判ったのだ。
この一件が無かったら、奉太郎は小木先生のことをずっと誤解したままでいたであろう。彼はそのことが我慢ならなかったから、自分で事情を調べることにしたわけですね。ただ、それをえるちゃんに上手く伝えられたかはよく判りませんが、彼の言いたいことは何となくなのですが伝わったようです。ま、えるちゃんも上手く言葉にまとめることが出来ない様子でしたけれども、タブン、彼の言わんとすることは理解出来たのではと思うのです。
推察力があるからこそ陥りやすい、誤解を防ぐ、そのために出来ることをしてみた、と。言うのが今回のお話の真骨頂ですね。
このお話の場合、省エネ主義を自称し、やらなくていいことはやらないし、やらないといけないことは手短にをモットーとしている奉太郎が、何故か自発的に動いて調べ物をしようとしたということで、稀有なお話でした。
あと、稀有な話と言うことでは、奉太郎がえるちゃん以外の理由で動いたと言うことですね。彼が自発的に動いたのではない非常に稀有なお話です。ついでに言うと、奉太郎が自身の考え方について少しだけ見直しをしようと思ったというか自分の間違いは気がついたらその時に訂正しようとしたと見れるですね。今回のことで言うと、些細な思い違いは気がついたらすぐに訂正しょうとしたってことなのかなかな?
と、言うわけで公式HPと京都アニメーション版HP、それとこの記事にTBを送って来てくれた方々の記事を参照にしてくださいね。
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