じんべえ時悠帖Ⅱ

ドラマ「舟を編む」ロス

 辞書と言う船に乗り暗い海面に浮び上がる小さな光を集める。

最も相応しい言葉で正確に思いを誰かに届けるために。

 もし辞書が無かったら私たちは盲漠とした大海を佇む他ない。

辞書は言葉の海を渡る舟、大海を渡るに相応しい舟を編む。

 これが私たちの仕事です。

 

 上の文は弊ブログ、2月26日の冒頭の再掲で、NHKBSのドラマ

「舟を編む~私、辞書つくります~」からの引用である。

 先々週の日曜日が最終回(10回)だった。今、舟を編むロス状態

である。中型辞書(広辞苑クラス)の新規発行の十数年と言う長い

苦難の過程が勉強になるが、今日はキャスト面からの感想である。

 何と言っても主人公の一人、ファッション誌編集から移って来た

新人編集部員岸辺みどり役、池田エライザの素直な感性が光った。

辞書なんてという最初の思いが日々変わって行く様を好演した。

 もう一人の主人公、編集主任の馬締(マジメ)光也役の野田洋次郎。

滑稽なほど不器用だが辞書や言葉に対する真摯な(真面目な)姿勢や

言動を、まさに滑稽なほど真面目に演じ切った。

 脇役たち、柴田恭兵(監修者)、向井理(元編集部員)なども

適材適所で豪華である。

 次回は内容(ストーリー)について。

 

今時の街角の花たち

 


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コメント一覧

jinbei1947
辞書を引かなくなりましたね、ほとんどwebで済ませています。
広辞苑も日本語大辞典も居間から追い払われて廊下の書棚で眠っています。
ykoma1949
舟を編む・・私の部屋にテレビが無いので、テレビドラマを
見ることは殆どありませんが・・
辞書作りの話は何かで読んだことがあったような気がします
何年もかかって・・最初に組んだ頃のものは、完成に近づく
と時代に合わなくなったりして・・と・・思い出した。
金田一さんのお話だったと思う??? 自信なし。
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