じんべえ時悠帖Ⅱ

実子(ジツコ)の瞳に心かき乱され

 日曜日の朝刊トップ記事は、概ね「政治・経済」以外の

社会問題が多い。今朝は公開中のジョニー・デップ主演の

映画「MINAMATA」に合わせた2面続きの記事である。

 

    「実子の瞳に 心かき乱され」

 

 石牟礼道子「苦海浄土」にも出て来る、水俣病患者の

田中実子さん(当時18)と、アメリカの写真家ユージン・

W・スミスが対面し目を見つめ合った瞬間である。

 後に妻のアイリーンが石牟礼道子に語った「実子さんに

夫を取られた感じがした」場面である。

 ユージン・スミス夫妻は水俣病第一次訴訟が始まってすぐ、

水俣に移り住んで患者や訴訟の写真を撮った(1971~1974)。

 日本の外れの小さな街で公害訴訟に立ち上がった患者や

ユージン・スミスの写真集「MINAMATA」によって水銀公害

研究が本格化した。

 そして今も、成長の犠牲として切り捨てられた発展途上国で

同じことが繰り返されていると言う。

 

 秋の先取り、信州別所温泉への旅。宿へのチェックイン後、

すぐ近くの北向観音、安楽寺を散策。宣言解除直前、どこも

観光客はまばら。

安楽寺の八角三重塔(鎌倉時代建立の国宝)

 


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
とにかくどこも空いていて快適な旅でしたが、観光地にとっては死活問題ですね。
コロナ禍でますます出不精になった奥方を引っ張り出すのに苦労しましたが、
息子の同行で何とか実現しました。
しばらくは、またウォーキングの一人旅となりそうです。
ykoma1949
上田市郊外の別府温泉・・何処の温泉宿も皆苦戦中。
実は、何件か噂も聞こえてきます。ここは国が率先して
家籠り政策をした手前、今こそGo-Tooと思います
岸田さんは細いから出来るかな~
別府温泉に限らず、信州中の温泉が、皆苦戦です。
これに懲りずにまたお出かけください。
別府温泉の案内写真、安楽寺の案内写真・・PR
ありがとうございました。
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