北方謙三の「チンギス紀」が第十七巻で完結した。四ヶ月に
一度の刊行だから実に足掛け6年に渡る。
モンゴルでも小さな部族であるキルギト族を束ねて部族間の
抗争を勝ち抜きモンゴルを統一。以降、東シナ海からカスピ海
に及ぶ大帝国を築く一生はまさに「戦い」の一生。
北方謙三は、水滸伝、楊令伝、岳飛伝、チンギス紀と一貫して
物流を基軸に置いている。水滸伝では南宋の銀に抗する「塩の道」、
チンギス紀では「鉄製」の武器を作るための道を開き、それが長征
する戦いの兵站線となる。
折しも来年は「2024年問題」物流危機」の年である。
今日は久々のお休みにしようと思ったが、甲子園が終わり特に
やることも無しである。日の出散歩から面白い雲を。