じんべえ時悠帖Ⅱ

About 芭蕉、俳人として

 掛詞、見立て、とんち、所謂「仕掛け」による言葉遊びが

俳句であった。賑わう日本橋から「川向う」の静かな深川に

居を移した芭蕉の俳風が変わった。

   古池や蛙飛び込む水の音

 仕掛けは何もない。実際に蛙が飛び込むところを見たわけ

ではない。普通蛙が水に入る時はソロリと入るという。後に

完成する「自然(ジネン)」の境地の先駆けだったのか。

 奥の細道に旅立つときに詠んだのが、

  行く春や鳥啼き魚の目に泪

旅立つ芭蕉を見送る泪を鳥や魚に例えて、やや硬く漢詩風に

詠んでいる。

 五ヶ月の旅を終えて曽良との別れを詠んだ

  蛤のふたみにわかれ行(く)秋ぞ

肩の力が抜けた柔らかな自然体である。

 五ヶ月の奥の細道の旅で芭蕉が到達したのは「不易流行」。

般若心経風に言えば「色即是空」。各地で眺めた自然に宇宙

を意識したのである。人の世の出来事は些細なこと。

 深く考えてやさしく語れ、高く悟りて俗に帰れの境地が

「軽み(カロミ)」の世界を作るようになった。

 毎週一回は新聞各紙に載る俳壇・歌壇。外国人からみると

日本人は皆詩人なのかと思うそうだ。

            (NHKBS「英雄たちの選択」より)

 

 ブログを打ちながら観ていた甲子園、今日の第一試合は

旭川大高ー大阪桐蔭。何と旭川が3点先行したが、さすがの

大阪桐蔭がシワジワと追い上げ逆転。6-3で今終わった。

今日の日の出

今日も猛暑の予報である


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
勝った聖望学園ですが、2回戦の相手は強豪大阪桐蔭です。
しかし同じ高校生、旭川大の初盤のように溌溂と闘って欲しいですね。
jinbei1947
えめらるど様
身近に俳諧に縁のある人物はいませんが、ポン友の伴侶が高校の国語教師時代
から俳人でした。
ポン友も影響されて俳号などを持って悦に入っています。
ykoma1949
作品をそれぞれ羅列してよくみると 松尾芭蕉の句は俳人の
句とはちょっと違うと感じてしまいます よく説明できません
でも そのほかの俳人の句は身近に感じて人間らしさを感じる
たぶん 私の偏見でしょうが・・・
第二試合の 埼玉聖望学園の8対2能代松陽も見事でした
毎回一点ずつの加点 見事でした。
私の友人の母校、鹿児島実業も惜しくも甲子園を去りました
いよいよ明日の第二試合 佐久長聖と高松の試合があります
勝っても負けても精一杯、楽しんできてほしい
eme
俳句に於ける「仕掛け」について、改めて勉強しました。私事ですが、このほど朝日新聞の[俳句の選者?]とかに、飯田の従兄の娘が選ばれました。小林貴子62歳独身。昔、浪人までして東北大学の国文科を受ける準備をしていたら、雪が降って汽車が間に合わなくなり、信州大学で泣いたと聞いて居ますが、健康なのに一度も結婚しないのもどこか抜けて居るのだと思います。
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