少し前に、新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言が
出され、外出自粛、手洗い、社会的(身体的)距離など
「新しい日常」が謳われた。
「非日常」を新しい日常などと言い含めることに憤慨
した作家の真山仁の意見を紹介した。同感だった。
しかし、その緊急事態が解除されても「コロナのいる
日常」(日曜版「GLOBE」)であることは変わりない。
さて、この夏、どう暮らしたものか?
江戸末期、「日本全図」を作った伊能忠敬の信州での
足跡を辿る「信州伊能ウォークの会」。今年度はコロナ禍
四月以降は中断中だが、再開の通知が来た。
まずは7月末、信州の中山道の終盤、馬籠峠を挟んだ、
妻籠から馬籠への一泊のコースである。埼玉からは初日の
出発点である「十二兼(ジュウニカネ)駅」には前泊しないと
間に合わない。
となると、二泊三日の上、新宿からの中央線特急と中央
本線への往復乗車となり、「コロナのいる世間」を長く旅
することになる。さて、どうしたものかのー。
珍しい地名「十二兼」は元々「セニカネ」が訛ったもの
と言われる。このあたり、中山道は木曽谷の崖肌を通る。
峡谷の特徴、狭(セ)土地(ニ)崖地(カ)尾根(ネ)を
繋げたというから、実に凝った地名である。
我が家の近くの風景。
車も「社会的距離」
通りは閑散
だが遠くウォーカーも
そして花たち