じんべえ時悠帖Ⅱ

クラフトジン「マキノジン」

 地ビールのように、最近は「地ジン(クラフトジン)」も

多くなって来た。高知の銘酒「司牡丹」発行の季刊マガジン

の最新号にクラフトジンへの挑戦の話が載っている。

 司牡丹の蔵がある高知の佐川町は、植物学者、牧野富太郎

の出身地。その妻の名をつけた「スエコザサ」などを原料に

したクラフトジンの開発に挑戦しているのが、高知市のバー

経営者の塩田貴志氏。

 バーテンダーの全国大会での優勝経験もあり、還暦を過ぎた

今でも高知大学で蒸留学を学ぶ塩田氏の熱意に、司牡丹の竹村

社長が共感。蔵に残っていた古い蒸留器を提供し、ジンの製造

免許も取ったと言う。

 その名も「マキノジン」の完成は来年になりそうだ。

 

 さて、栃木の観音様巡り、昨日の中禅寺湖畔の立木観音

(中禅寺)の紹介で書き忘れたことを少し補完しておく。

 開祖の勝道上人が立ったままの桂の木に彫ったという本尊

の千手観音は、本堂で間近に見ることが出来るが撮影禁止。

ガイドブックの写真を紹介しておこう。

 また、中禅寺は板東第十八番観音で山号は「日光山」。

日光の街中、東照宮の日光山輪王寺の別院である。

 今回は中禅寺から宇都宮市の大谷(オオヤ)観音に向かい

いろは坂を下るところ。下りは第一いろは坂、上りの第二

より短いがカーブは逆に多い。第一と第二、併せて四十八

カーブから「いろは坂」と名付けられた。

 この日、坂を下るバスからの紅葉はイマイチだったが、

今朝のテレビニュースではかなり赤色が増えている。

ここ数日で一気に紅葉が進んだようだ。

 次に向かう大谷観音の最寄り駅は宇都宮。東武日光線は

新栃木経由なので直行するJR日光線に乗る。

 JRの宇都宮駅は、山小屋風の大屋根を持つ東武日光駅

に比べて古風な落ち着いたデザインである。

 平日昼間のJR日光線の車内はガランと空いているので

おにぎりの昼食を取る。ふと車窓に延々と杉並木が続いて

いることに気が付く。日光杉並木である。

 宇都宮駅から大谷観音までは8キロ強。当初の計画では

一日かけて往復歩く予定だったが、二日で三山を巡ること

にしたので今回は三山とも路線バス便を使う。

 宇都宮も終戦直前の昭和二十年七月、数波に渡って空襲

を受け、特に十二日の大空襲では六百余人が犠牲となり、

一万戸近くが焼失した。 

 よって、宇都宮の中心部の通りは広く、真っ直ぐである。

西へ向かう国道119号線が県道になると左手が甲子園で有名

な作新学院で、小中高の広い敷地が広がる。

 やがて、東北道を潜るとY字分岐から山に向かう。大谷寺

の少し上が大谷石の切り出し場跡。その地下の大きな空間が

「大谷資料館」となっている。

 先に資料館を見学してから大谷観音に下りることにする。

観音前のバス停から二つ先、資料館前のバス停付近は既に

奇岩群地帯である。

 広い駐車場の先が大谷資料館の入口である。続きは次回。

 

 

 

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
私も三軒の食べ歩きでしたが、やはり三皿が限界ですね。
でも、餃子は(も)大好物ですから一週間ぐらいでまた食べ始めると思います。
jinbei1947
えめらるど様
今回はほとんどが電車とバスに乗るだけの気楽な旅ですが、スケジュール管理
をきっちりやらないといけません。
今回は静かな朝を迎えられたことと存じます。
ykoma1949
大谷観音・・オオヤ石で有名な・・あの「オオヤ」ですね~
一昨年だかに、宇都宮餃子が美味しいということで家族で
食べに行って・・お店を三軒はしごして、いろんな餃子を
食べさせてもらいました。あの日から半年くらい餃子は口
に入りませんでした。
明日のオオヤ観音を楽しみにしています。
えめ
優雅にして活力あふれる旅路への気力に、感動とご老体への心配が交錯します。宇都宮は私の生まれた土地ですが、もうそこまで行く元気はありません。本日は爆発事故を2度起こして4カ月休業した工場の、始業祓いに参りましたが、1度目の事故の清祓いのその晩に2度目の爆発を起こしたので、今夜あたり気懸りです。徹夜で祝詞(のりと)を作文し、精神的に疲れました。
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