三郷市の「記念碑通り」に続き、「二郷半用水路」沿いの
ウォーキングを書く予定だったが、昨日「チェアリング」と
言うのを実践したので、先にそれを紹介しよう。
二、三日前の「天声人語」にフリーライターのスズキナオ
氏の「チェアリング」が紹介されていた。
川辺や公園などを軽量の折りたたみ椅子を手にして歩く。
好きな場所を見つけたら腰かけて、持参した酒をゆっくりと
飲む。それだけのことである。
風に揺れる葉や流れる雲など、普段じっくり見ることの
ないものが目に入って来る。椅子を置いた瞬間に、そこが
特別の場所になる。
私も川沿いを歩くのが趣味である。しかし少し長く歩く
ので途中で酒を飲むことは滅多にない。よし、今日はこの
「チェアリング」を実践してみよう。
歩くのは、吉川市の三吉橋で折り返した大場川の続き。
三吉橋の少し先(上流)を通る路線バスもあるが、好天に
つられ、大場川沿い3キロを再び歩いて三吉橋に向かう。
途中のコンビニでワンカップを調達したのはもちろんの
ことである。椅子は現地でみつけよう。
快晴だが前日に続く強い風、それも向かい風の北風だ。
前回の折り返し点の三吉橋に着くと、団体のサイクリストが
渡って行く。その最後を何とかカメラに収める。
三吉橋の先で合流するのは第一大場川(左)。双方とも細い
流れだ。その先の橋からのコースを考える。右岸は細い草道が
続くが、左岸のすぐ先は工業団地沿いの広い道のようである。
踏み出した左岸は傾斜して踏み外せば大場川へドボン。
足元に注意して歩くと目の前の枝にびっくり、お、白梅だ。
通り過ぎて梅の木を振り返る。ここで「チェアリング」も
アリかなと思うが、椅子がない上、ちょっと周りの風景が
イマイチである。
工業団地脇の広い道に出るとやはり歩きやすい。川面には
今日も水鳥が遊ぶ。一応「大場川遊歩道」と書かれた展望台?
ここも「チェアリング」には殺風景すぎる。
ちょうど1キロの工業団地の先、路線バスが通る中井橋が
見えて来る。が、その先に高いクレーンが見える。その脇は
通れるのだろうか。
続きは次回。「チェアリング」向きの場所は果たしてある
のかお楽しみである。