アマゾン、アップル、スターバックス。あれ、いわゆる
「GAFA」ではない。アメリカで最近、労働組合が出来た
会社である。
アメリカでは職種ごとの労働組合である「ユニオン」が
強いイメージがあるが、労働組合組織率は低下し、20年前の
15%から最近では10%に低下している。
鉄鋼、自動車など従来の基幹産業が、IT系や物流系に
置き替わり、それらの会社が労働組合設立を阻止し続けた
結果である。今、その一端が開かれようとしている。
日本でも労働組合組織率の低下は同様で、戦後のピークの
50%越えから、最近は17%弱に落ち込んでいる。パートなど
非正規労働者の増加も低下に拍車をかけている。
そして、日本の労働組合の主力団体である「連合」は、
国民民主党を通り越して、自民党に媚びを売り始めた。
労組幹部が出世の道とはいえ、世も末である。
データが揃う2019年で主要各国の組織率を見ると、
アメリカ 10.3%、ドイツ 16.3%、イギリス 23.5%
フランス 10.8%(2016)、韓国 12.5%、日本 16.7%。
付加価値の源泉は労働にあり、その労働を搾取するのが
資本主義である。岸田君の「新しい資本主義」はこのことに
手をつける訳ではなく、逆に搾取の強化である。
「万国の労働者、団結せよ!」(1848年「共産党宣言」)
日の出後の江戸川、下流のガス橋とつくばエクスプレス鉄橋
上り一番列車は10分待ち