じんべえ時悠帖Ⅱ

ビートルズ解散五十年

 最近、三島由紀夫の没後五十年の特集番組や記事があった

が、ビートルズの解散からもちょうど五十年である。

 デビューした翌年、全英ヒットチャート1位、その翌年に

は全米の1~5位をビートルズのシングル曲が独占した。

 アメリカ初の公演で人種差別をする会場をボイコットした

ことがきっかけで、米国の公民権運動に火が付いた。これに

怯えた白人至上主義が4年後にキング牧師を暗殺した。

 デビュー以来、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム

戦争など、ビートルズは騒然とした時代を駆け抜けた。

 肩ひじ張って権力や既成社会に盾つくのではなく飄々と

自分たちのスタイルを貫くビートルズを時代が追いかけた。

長髪やエレキが不良のものではなく「文化」になった。

 1969年、映画「レット・イット・ビー」の撮影の途中、

自分たちの会社(アップル)の屋上で突然のライブ演奏。

後年テレビで観たこの演奏が実にいいのである。

 この翌年、映画と同名のアルバムでビートルズは解散。

十代の後半から二十代はじめ、私の「激動」の青春時代

でもあった。

 

 気温4度、今季一番の冷え込みとなった霜月の晦日、

今朝の日の出はちょっと遅れて雲の上から。


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
青春時代、国内の格子付きの部屋に二泊三日の短期留学をしました。
久しぶりに三食食べました。
えめ
1950年代に、夫はアラバマmedicalセンターに2年間留学していました。当時周りの社会施設に、黒人用との区別がなされていたそうですが、自分は[for white] を使用して何の抵抗も感じなかったそうです。[激動の青春]を認識なさった方とあまり感じずに過ごした人間の違いを、今私が感じて居ます。
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