じんべえ時悠帖Ⅱ

忘れまじ1.17

 今朝テレビを点けると時報が響いている。「5時46分を

お知らせします、ピ,ピ、ピ、ピーン」。神戸市中央区の

東遊園地に今年は大きく「忘」の燈籠が浮かび上がる。

 「忘れまじ1.17」、阪神淡路大震災27年目の朝である。

密を避けるため、今年は12時間前の昨夕5時46分に点灯され、

この間に、トンガ列島からの津波が各地で観測された。

 

 今朝の天声人語によれば最初に津波を「tunami」と表記

したのはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)という。

 「海が生きものでないとは、私はどうしても信じられない。

ーーそれは意識があり、敵意をもった力というほかはない」。

 随筆「焼津にて」は江戸末期の地震と大津波に材を取った。

 

 外が明るくなって来たのでベランダに面するカーテンを

開けると、おー、茜雲だ。元旦の初日の出以外はズボラして

居間の窓から日の出を眺めている。

 部屋着のままなので一旦居間に入り日の出を待つ。

団地の上に出るのは日の出時刻の数分後である。

 

 しまった、十五夜に近い月は既に西の空へ沈んだ後だ。

明日は覚えていよう。


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
熱海の海岸散歩する寛一お宮の二人連れ
共に歩むも今日限り共に語るも今日限り
僕が学校終わるまで何故に宮さん待たなんだ
夫に不足ができたのかさもなきゃお金が欲しいのか
宮さん必ず来年の今月今夜のこの月を
僕の涙で曇らせて見せるよ男子の意気地から
恋に破れし寛一はすがるお宮を突き離し
無念の涙はらはらと残る渚に月淋し
jinbei1947
ワイコマ様
1.17の前、東日本で頻発する地震に対し関西に住む会社の先輩が、
関西はいい、地震がないからと言いました。
1.17の後、その先輩は「これで後百年は大丈夫だ」と言いました。
さて、どうなるか。
eme
「宮さん、こうして二人が一処に居るのも今宵限りだ。・・・
  一月の十七日、宮さん善く覚えてお置き、
  来年の今月今夜は寛一は何処で此月を見るのだか。
  再来年の今月今夜・・・十年後の今月今夜・・・
  いいか、宮さん、一月の十七日だ。
  来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は曇らせて  みせる」(尾崎紅葉作「金色夜叉」から抜粋。
 終戦後、演芸会の芝居では、このセリフが流行りました。
ykoma1949
満月は 明日の朝八時  この時間は見られませんので・・
朝の五時頃がお薦めでしょう、
27年 我々が仕事現役時代、私も当時長野高専にいた息子
とその友人二人を連れて、ボランティアに行って帰ってきて
一か月くらい車の中が焦げ臭かったことを思い出しました。
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