じんべえ時悠帖Ⅱ

小江戸川越の蔵造り一棟消える

 蔵造りの古商家の街並みなどで「小江戸」と言われる埼玉の

川越市。この夏、重要文化財の蔵造り古商家1棟(加藤家住宅)

解体された。

 イタリアン・レストランとして貸し出されていたが、今年の

1月失火で全焼。2階の屋根が焼け落ちたが、大谷石が積まれた

壁や柱などは残った。再建は最大2億円ほどと見積もられる。

 しかし再建したとしても、半額が補助される重要文化財には

ならない可能性が高く、グランドファンディングでも億単位は

困難との判断で、八十歳の持ち主は止む無く解体を決めた。

 小江戸川越の街並みにマッチした建物や用途が期待されるが、

跡地の処分や活用については未知の段階という。

 加藤家住宅ではないが、以前所用で川越市街を通り抜けた時に

撮った、ほゞ同規模・同形の蔵造り商家の写真である。

 以下、その時の小江戸川越の様子である(2010年2月)。

名所「時の鐘」

川越と言えばの地酒、一度途絶えたが同業仲間の支援で復活

この4年後に大火を出した菓子屋横丁


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
幸い蔵造りのため隣家への延焼はありませんでした。
明治の大火で焼け残ったのがほとんど蔵造りだったので、川越では蔵造りが
流行ったそうです。
各地の伝統的建物が、耐震補強をうまくやりながら出来るだけ多く残って
欲しいものです。
ykoma1949
残念ですが・・仕方ありませんね~その跡地は市か県が買い取り
昔づくりの観光案内所にしていただきましょう。
昔風の建物もその耐震化工事はある程度は対策しているでしょう
が、関東大震災級がくれば・・昔づくりの木造や土壁づくりにも
限界はあるはず・・時代と共に変化して当然と思います。
我々の家も、後200年すれば同じような、時代を偲ぶ観光施設に
なるかもしれません。
信州には江戸の後半明治大正昭和の初めの建築物は沢山あります
善光寺地震、以降は大きな地震がありませんので・・
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