そんな中、結果報告に来てくれた生徒が、報告のあとに
小さい声で、「先生、ゴメン。」と一言。
いや、そんなことはないのです。
どちらかというと、僕のほうが「ゴメン」なのです。
怒られたくないということで、先に謝るとか、そういう次元
ではなく、いろいろ指導してくれたのに結果を出すことが
できなかったという意味で言ったのでしょう。
顔を見ればわかります。
ただ、その報告は特に成績が下がったわけではなくて、
ほぼ横ばいです。
あげることができなかったということなのです。
毎日塾に自習に来て、家に帰ってからも睡眠時間を削り
勉強していたことを知っています。
だから、僕のほうが「ゴメン」なのです。
しかし、この生徒は、今までに2度も大きく成績を伸ばし、
基本的に伸び続けています。
この生徒のよいところは、いつも感謝の気持ちを忘れない
ことです。
ストレートに口に出すことは少ないのですが、日頃から
親や兄弟、友達などに感謝の気持ちを持っていることが
伝わります。
この気持ちで、今後も勉強していれば、必ずよい結果が
でるはずです。
これからも感謝の気持ちをもてる人でいてくださいね。
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