夏休みの「中3土曜特訓」が始まりました。
最初は、ためになる動画として、植松努さんの
「思うは招く」というスピーチを見ましたが、
実体験のエピソードを交えた話は心に響いた
のではないかと思います。
話の中に「なんのために働いているのだろう」
と悩むエピソードも紹介されていたので、
このあとスポーツ界の二人の話をしながら、
「何のために」ということを考える大切さを
みんなと考えました。
1人目はプロ野球の野村克也元監督。野村氏は
選手に「何のために生まれてきたのか」と問い
ます。試合に出たい、ホームランを打ちたいと
いう目先の目標も大切。しかし、どのような
選手になりたいか、プロ野球選手としてどの
ような貢献ができるのか、最終的にどのような
人でありたいかにつながります。目先の目標
だけではなく、先のことや自分の存在を考える
ことで、心に一本芯が通るということなのでは
ないでしょうか。
もう1人はJリーグ京都サンガの中田一三監督。
低迷するサンガに白羽の矢が立ったのはプロ
チームの監督をするのが初めてという中田監督。
当初は心配する声もありましたが、現時点で
J2の首位となっています。過去5年間は9位→
17位→5位→12位→19位ですから大躍進です。
この中田監督は「Jリーグは必要なのか?」
「何のため誰のために勝つのか」という言葉を
投げかけられていました。「うまくなりたい」
「勝ちたい 」ということも漠然と思うだけ
では浅く軽くはないのか、そこを考えることで
自分の考えの中心となるものが生まれないか
ということかもしれません。また、Jリーグは
必要かということにはJリーグやその選手は
世の中でどういう存在であり、どう貢献して
いるのかを考えることで人としても育って
もらいたいということもあるのでしょうか。
そんな話をしながら、次は暗記特訓プリントに
移りました。最初は都道府県や県庁所在地から
ですが、例年意外に苦戦している人もいます。
なんとなく覚えているように思うことでも
書き出してチェックして抜けを埋めることも
大切なことです。
最後は、プロジェクターで歴史に関する写真を
写して出来事や人名を答える練習をしました。
社会は追い込みの時期にやっても間に合うと
いうようなことをいう人もいますが、そんな
簡単に仕上がりませんし、その時期には他に
することがたくさんあります。さっそく休み
あけのもぎてすとで結果を出して自信にして
もらいたいと思います。
夏休みの間は土曜特訓が続きます。こちらも
工夫した内容をすすめたいと考えているので、
中3は以降もお楽しみに!