「1億?いや、1000万!」という返事。
高すぎますね。まあ100万円ぐらいと考えていいと思います。
見ている限り、自動販売機は10年以上は使われているとすると、
機械代としてはざっと年間10万円以下です。
こう考えると安いですね。
ここで生徒に「自動販売機の代わりに、年間10万円でジュースを
売る仕事をやってみませんか?」というと、
「いやです。儲からないし、飽きます。」という返事。
そりゃそうでしょうね。
たいていの人がそう思うでしょう。
ここから、話は二つにわかれます。
まずは『儲からない』というところ。
大卒の初任給を月20万円とすると、自動販売機は約20分の1の
金額で仕事をすることになります。
もちろん、人間みたいに「疲れた」とか言いませんし、おつりの
計算間違いもありません。
ただ、他国の物価と比較してみると、中国の比較的市街地でも
20分の1ぐらいかもしれません。
それなら、中国では自動販売機と若者の給料は変わりませんね。
費用的にみて、自動販売機は必要なくバイトで十分ということです。
(実際のところは、費用の問題ではなく、セキュリティーの問題で
自動販売機は屋外には置かれていないのですが)
また、月1万円で働く中国の若者が日本に来て働き、月20万円
もらうとする。
そのうちの2万円を中国にいる親に仕送りすれば、若者2人分の
収入を得ることになります。
そうすると、やっぱり日本に来て働いたほうが・・・という考える
のは当然ですよね。
仮定の話であり、数字的にもアバウトなところもありますが、
国による物価の違いを感じてもらえたらと思います。
二つ目の『飽きる』という話は、また次の機会に。
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