あるので自分で解決できるところも大きいという内容を書きました。しかし、
解決できることがわかっても、どういう風に気持ちを持っていくのかという
ところが難しいわけです。
苦手だったら「やーめた」とやめられたらいいのですが「数学は嫌いだから
勉強しない」というわけにはいきません。「苦手」という気持ちが頭の中を
グルグルまわっているときは、マイナスの思考で考えてしまいます。
「数学なんてなかったらいいのに」
「数学が何の役に立つのか」
「公式を覚えるのが面倒」
しかし、数学はなくなりませんし、間違いなく役に立ってますし、中学生
レベルの公式なんて他の科目の暗記事項より断然少ないです。こんなとき、
無理やりにでも気持ちを持っていくことを考えましょう。
「数学はいろいろ役に立つ大事な科目」
と自分に言い聞かせてみる。これぐらいでやる気になるなら苦手度は低く
軽症かもしれませんね。
「入試では数学が◯点ぐらい必要だから、あと◯点とれるよう頑張ろう」
と考えて気持ちが切りかえられるといいのですが、これでも軽症でしょう。
重症な人は、
「3ページできたら、カントリーマアム1つ食べよう」とか、
「1ページできるごとにポッキー1本ずつ食べよう」など。
強引に前に進めていくひとつの手段です。ただ、これにより太っても責任は
持ちませんが。
気のすすまないことをやらなければならない場面は、将来たくさんあります。
そんなとき、中高校生時代に苦手科目に気持ちをコントロールしながら取り
組んできた経験は後々役に立つはずです。
例えば、社会人となって、仮に念願叶った職業に就いたとしても、業務には
気のすすまないこともあるでしょう。また、気の合わない上司や同僚がいる
かもしれません。こんなときに、いちいち「やーめた」というわけにはいき
ません。
また、将来子どもができたとして、オムツを替えたり食事を作ってあげたり
するのが嫌だから「やーめた」というわけにもいきません。それだけでなく、
せっかくつくった食事をひっくり返しますし、携帯やメガネは壊しますし、
一日に100回ぐらい「いや」と言ったりするので、子育ては本当に気持ちを
コントロールできないと大変です。
今のうちに苦手科目と向き合うことで、ぜひ社会に出る前に気のすすまない
ことへのコントロールの仕方を身につけておいてもらいたいと思います。
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