遊びました。Mくんは本当に真面目なやつでしたが、怪我が多かったり
何かと運の悪いところがあり、両親が心配して家にお地蔵さんを置く
ほどでした。中学では同じバレーボール部に入って厳しい練習に耐え
ながら心身ともに磨いてきました。成績はほぼ同じぐらいでしたが、
別々の高校に進学し大学でもお互いにバレーボールを続け、今でも時々
会って話をします。
いつ頃だったか、あるとき一緒に銀行のATMに寄りました。残高が
どうとかこうとか話をするうちに、Mくんが数字で残高を覚えている
のに対して、私は残高明細表を目で見たそのままの画像を覚えている
ことに気付きました。パソコンで言えばテキストデータと写真データ
のjpegといったところでしょうか。
そのほかに話をしていると、ある交差点のことをMくんは交差点名を
覚えていたのに対して、やはり私は交差点の景色を覚えていたのです。
そのやって思い返してみると、英単語は見た感じでも覚えています。
例えば、日本人は「l(エル)」と「r(アール)」を間違えたりしやすいの
ですが、そういう間違いはほとんどありませんでした。英単語の形を
見たときに、「l(エル)」は上に突き出ていますが「r(アール)」は突き
出ていないので、一つの単語の輪郭全体を画像として覚えているので
間違わなかったのかもしれません。
しかし、のちにMくんは弁理士試験に合格し今も弁理士として活躍中。
そういうふうに考えると、私の重い画像データよりMくんの軽いテキ
ストデータの方が頭にたくさんのことがはいっていったのでしょうか。
このように、人それぞれ覚えやすい方法は違いますし、同じ人でも
得意科目と苦手科目で頭への入り方は違ってくるでしょう。それなら
各自がさまざまな暗記法を試しながら自分にあった暗記法を確立し、
磨き上げていく必要がありますね。
最新の画像もっと見る
最近の「勉強法」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事