京田辺市「個別指導塾 時習館」代表の日記

昔話、おとぎ話

いよいよ明日は『さよならテスト』(テスト対策)です。
といっても、この時期に定期テストがあるのは、培良中だけなので、
テストのない生徒は、どんどん自習に来てください。
21、22日と両日13:30~18:00までは、開けています。

さて、長男次男が図書館に行きたいというので、妻が子供たちを
連れて行きました。
長男は『忍たま乱太郎』など、次男は乗り物の本などを借り、妻も
何冊か借りてきました。
そのうちの1冊が『頭のよい子は「ことば」で育つ』という本。
頭のよいというのは「東大に入れるために・・・。」ということではなく
「頭のよい子、心のゆたかな子を育てるには・・・。」ということです。
この本の著者は、外山滋比古さん。
恥ずかしながら、教科書や入試問題に登場する人ととしか認識して
いませんでした。
しかし、長年、幼児や子供に対する『ことば』による情操教育・知育の
重要性を提唱してこられたのですね。

本の内容は、具体語の母乳語から抽象語の離乳語へということや、
『昔話やおとぎ話を毎日聞かせる』ということもありました。
同じ昔話を毎日して飽きるのは親で、子供は何度も聞きたいもの。
聞いているうちに、やがて、その子が生きていく上での軸になると
いうことだそうです。
世界では、宗教と生活が密接に結びついているの国が多いのですが、
日本はほぼ無宗教という人も多いでしょう。
宗教のよいところは、モラルを教えてくれること。
昔話やおとぎ話からモラルを身につけるのは有効ですし、話を聞いて
場面を自分でイメージすることも重要な要素です。
しかし、今の子供は昔話を知らないようです。
平成2年と22年のアンケート結果の比較(5,6歳児)では、
「桃太郎が腰につけていたのは?」を知っていたのは、91%→51%
「桃太郎がお供に連れていたのは?」を知っていたのは、89%→50%
この20年で激減しているのには驚きです。
モラル教育を親がしっかりとできているのならいいのですが。
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