バルセロナで「テロ」 車突入で13人死亡 ISが犯行声明
2017年08月18日 04:51 AFP
【8月18日 AFP】(更新)スペイン東部カタルーニャ(Catalonia)州バルセロナ(Barcelona)の繁華街で17日、車が群衆に突っ込み、
州当局によると13人が死亡、50人以上が負傷した。地元警察は「テロ攻撃」として捜査を進めていると発表。イスラム過激派組織
「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。
現場となったのは、多くの観光客や大道芸人でにぎわう同市最大の繁華街ランブラス(Las Ramblas)通り。カタルーニャ州自治
政府の内相はツイッター(Twitter)で「13人が死亡、50人以上が負傷した」と発表した。
同州自治政府によると、これまでに容疑者2人が逮捕された。警察筋は先に、容疑者のうち1人が現場から逃走してバーに
立てこもったと述べていたが、カタルーニャ警察は立てこもりが発生した事実はないと否定した。
米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、ISは傘下の通信社アマック(Amaq)
を通じ出した声明で、事件の実行犯は「イスラム国の兵士たち」だったと主張した。
スペイン・バルセロナのランブラス通りで起きた車突入事件を受け封鎖された地域から避難する人々(2017年8月17日撮影)
スペイン・バルセロナのランブラス通りで起きた車突入事件を受け、互いを慰める人々(2017年8月17日撮影)
スペイン・バルセロナのランブラス通りで起きた車突入事件を受け、現場周辺を封鎖する警察官(2017年8月17日撮影)
スペイン・バルセロナのランブラス通りで起きた車突入事件を受けて封鎖された地域で、救急隊によってショッピングモールから搬送される人(2017年8月17日撮影)