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寝言は寝て言え。文大統領“トンデモW杯”構想が大炎上 「日・中・南北朝鮮で共同開催を」 日本に何のメリットが… / 日中は単独開催希望

2018-06-29 14:05:06 | スポーツ

文大統領“トンデモW杯”構想が大炎上 「日・中・南北朝鮮で共同開催を」 日本に何のメリットが… 

2018.6.28    夕刊フジ

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の仰天構想が、ネット上で批判にさらされている。

2030年サッカーワールドカップ(W杯)を、日本と中国、南北朝鮮で共同開催するというのだ。

「反日」傾向の強い3カ国との共催に、日本に何のメリットがあるのか。文氏の「北東アジアW杯」構想に対し、

史上初の共催となった02年日韓大会の「後悔」を指摘する声が相次いでいる。


 「初めてお会いしたとき、W杯の南北共同開催について申し上げたが、それが徐々に現実になってきている」


 文氏は23日、訪問先のロシアで、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長にこう語った。

昨年6月にも会談した際、「北朝鮮や北東アジアの隣国と共催できれば、平和醸成の助けになる」と伝えていたことが

前提になっている。

 

 「北東アジアの隣国」は日本と中国を指し、朝鮮日報(日本語版)は「W杯 文氏『30年大会は北東アジア共催』」

と報じた。


 この発言に対し、日本のネット上では、「絶対反対!」「日本を巻き込むな!」「02年の失敗を知らないのか」

などと拒絶するようなコメントが殺到している。16年前の“苦すぎる記憶”が大いに影響している。


 そもそも、日本は単独開催を目指して1991年に招致委員会を発足させた。韓国は93年に立候補を表明し、

FIFAの人脈を駆使して招致活動を展開。半ば強引に日韓共同開催となった。

 

 大会の国名表記も、韓国側が「Korea/Japan」「韓国・日本」とすることに固執し、日本側は反発した。

結局、日本語の公式表記では国名を省略した。


 また、大会直前の01年米同時多発テロの影響で、韓国は不況に陥り、大会開催が危ぶまれた。決勝トーナメントの

韓国戦をめぐっては、「審判買収疑惑」が浮上し、判定の公平性に疑問符がついた。


 日韓の間ですら、事前調整は極めて難航しただけに、文氏の提案は現実的といえそうにない。


 朝鮮近現代史研究所の松木國俊所長は「日本にとって、『北朝鮮の完全非核化』と『拉致問題の全面解決』が

大前提だ。

加えて、中国と南北朝鮮は、いずれも『反日』で、完全アウェーだ。決勝会場の選定などは難航するだろうし、

安全面の不安もある。日本が共催に応じるメリットはない。大体、韓国が30年まで存続しているのか、疑問だ」と

話している。

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文氏「30年大会は北東アジア共催」、日中は単独開催希望

文大統領、FIFA会長との会談で北東アジア共催構想を表明
北朝鮮の意向は不明

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日(現地時間)、ロシアで国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長と

会談し、韓国・北朝鮮と中国・日本が共同開催する「北東アジア・ワールドカップ(W杯)」構想を明らかにした。

2026年からW杯本大会の出場国が32か国から48か国に増え、試合数も64試合から80試合に増加するため

「共同開催」の可能性が一層高まったというわけだ。このところの南北関係改善ムードも勘案してのことだという。

しかし中国と日本が共同開催ではなく単独開催を希望している上、W杯開催をめぐる国際スポーツの力関係も

複雑に絡み合っているため、実現するかどうかは不透明だ。


 この日、ロシアで韓国-メキシコ戦を観戦した文大統領は、前半終了後にインファンティノ会長と会い

「会長に初めてお会いしたときW杯の南北共同開催について申し上げたが、それが徐々に現実になってきている」

と述べた。これに対しインファンティノ会長は「大統領が南北共同開催について話したのは1年前だったが、

そのときは実感が沸かなかった。しかしその間に多くのことが起きた」とした上で、文大統領の熱意や粘り強さを

評価した。さらに、今から準備が必要だとして「大統領が呼んでくださればいつでも韓国に駆け付ける」とも述べた。

 

 文大統領がW杯の南北共同開催について初めて言及したのは昨年6月、インファンティノ会長が来韓したときだった。

このとき文大統領は「韓国・北朝鮮を含め、北東アジアの隣国とともにW杯を共同開催できれば南北の平和と

北東アジアの平和に貢献できるだろう」として「2030年のW杯でそのようなチャンスが訪れればと思う。

この件に関心を持っていただきたい」と述べた。面会には大韓サッカー協会の鄭夢九(チョン・モング)会長も同席した。

インファンティノ会長は「文大統領のビジョンを尊敬する」としながらも「現実的には困難があると思うが、

信じて努力することが重要だ」と述べた。共同開催を実現させるためにはまず、中国と日本の同意が必要だ。

しかし1年前の面会当時は、北朝鮮による相次ぐ核・ミサイルの挑発により国際社会の対北朝鮮制裁が続いていた。

そのため「構想は尊重するが、現実的に可能なのか」という反応だった。


 しかし、最近になって南北、米朝、中朝の首脳会談が相次いで開催されるなど、北東アジア情勢が

急変していることから、青瓦台(韓国大統領府)は「2030年W杯北東アジア大会」の開催を本格的に推進する

条件が整ったとみている。青瓦台の関係者は「平昌五輪が南北和解のきっかけになったように、2030年W杯の

共同開催は北東アジアの平和の象徴になり得る」と述べた。

 

 しかし、北東アジアW杯が実現するためには、越えなければならない壁は一つや二つではない。

現時点で、2022年大会はカタールでの開催が決まっており、2026年大会は米国・カナダ・メキシコの3か国による

共同開催が最近決まった。さらに、W杯100周年となる2030年には第1回開催国のウルグアイがアルゼンチン、

パナマとの共同開催を計画している。2022年のW杯がアジアのカタールで開催されるため、次のアジア開催は

2大会以上空けて2034年以降との指摘もある。

さらに、中国と日本は単独開催を望んでいる。北朝鮮がW杯開催を望んでいるかどうかも確認できていない。

しかし青瓦台関係者は「平和体制の議論が本格化すれば、習近平主席や安倍晋三首相、金正恩(キム・ジョンウン)

国務委員長と十分に話し合える事案だ」と述べた。

 

 今年下半期には文大統領と金委員長によるさらなる首脳会談が行われる見通しだ。南北は4月27日の首脳会談の際、

文大統領が今秋に平壌を訪問することで合意した。さらに、今回ロシアのプーチン大統領が金委員長に続いて

文大統領を9月の東方経済フォーラム(ウラジオストク)に招待したため、ここでも南北首脳会談を行うことが可能だ。

「板門店宣言」に基づいて今年中に韓米朝の3か国首脳会談が開催され、「終戦宣言」が推進されれば、

このときも会うことになる。予定上は3回の南北首脳会談が可能なわけだ。

ただし青瓦台の関係者は「今年の下半期は外交日程が立て込んでおり、さまざまな変動要素もあるため、

何回会うのか確実なことは言えない」と述べた。


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