2016.06.30 CNN
缶詰食品の摂取で化学物質濃度上昇、健康リスクと関連指摘も
健康リスクを生じさせる可能性について論議が交わされている工業化学物質のビスフェノール
A(BPA)について、缶入りスープやパスタなどを摂取すると、体内での濃度が極端に高く
なるという調査結果が29日の学術誌に発表された。
BPAは缶詰の缶の内側の塗装に含まれる物質で、缶入り食品の摂取によって人体に取り込まれる
ことが分かっている。
米スタンフォード大学の研究チームは、米国で6歳以上の7669人を対象とした2003~08年の
調査データを分析し、24時間以内に摂取した食品と、その日の尿から検出されたBPAの濃度の
関係を調べた。
その結果、缶詰食品1缶分を24時間以内に食べた人のBPA濃度は、缶詰を食べなかった人に
比べて約24%高く、2缶分以上を食べた場合は約54%高かった。
食べた缶詰の内容別に見ると、缶入りスープを摂取した人のBPA濃度は缶詰食品を摂取しなかった
人に比べて229%も高いことが判明。缶入りパスタは70%、缶詰野菜は41%高かった。
スープ缶のBPA濃度が高い原因として研究者は、製造工程で加熱することや、脂肪分が多いことに
起因するのではないかと推測する。BPAは脂肪に溶ける性質を持つ。
缶詰食品のBPAが健康リスクを生じさせるかどうかについてはまだ研究段階にある。
しかしBPAが体内の正常なホルモンの働きを乱す可能性はあると され、
スタンフォード大学のジェニファー・ハートル氏は、「BPAは糖尿病、肥満、心臓血管系疾患、
生殖発達問題といった健康への悪影響と関連している」 と話している。
日常使う缶詰ってツナとかコーンが多いかな、たまに果物の缶詰くらいですかね。
災害時の非常食としては缶詰が一番長持ちするので結構揃えています。
我が家では缶詰は日常的にそんなに使わないです。
スープの缶詰などは某有名ホテルのコンソメなど頂きもので食していますが、その他のスープ(キャンベル等)は食べません。
スープは自分で作った方が断然美味しい。
缶詰をたまに食べる位なら問題はあまりないと思います。
米国はスープの缶詰の種類も多いし摂取量は多いんでしょうね
パスタの缶詰なんてあるんですね。美味しくなさそうな気がします
最後までお読み頂きましてありがとうございます。