[社説]金正恩氏と部下の「人権犯罪者」の烙印を消すことはできない
Updated July. 08, 2016 09:31 東亜日報
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米国が追加で人権カードを取り出したのは、国際社会のルールを完全に無視する金氏のやり方を座視しないという断固たる意志の表
れだ。
米 財務省のアダム・シュビン財務次官代理(テロ・金融犯罪担当)は、
「金正恩政権の下で数百万人の北朝鮮住民が司法外の処刑、強制労働、拷問など耐え難い残 酷かつ苦しい経験をしている」
と指摘した。
金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)、金正恩3代にわたる人権蛮行は、国連総会が国際刑事裁 判所(ICC)付託を2年
連続勧告するほど深刻だ。
総括的な責任がある金正恩氏だけでなく、強制収用所の管理者や警備、脱北者逮捕班など
実際に北朝鮮住民 の人権を踏みにじる実務者も断罪の対象だ。
米国が北朝鮮の中間級幹部まで制裁リストに載せたのは、彼らの人権侵害行為に対して北朝鮮の体制崩壊後、
国際法 によって処断するという強い警告だ。
何よりも米国の北朝鮮圧迫が効果を上げるには、制裁対象をより綿密に把握し、粘り強く監視しなければな らない。
北朝鮮が6月29日の最高人民会議で廃止した国防委員会を制裁対象と見なし、
人権弾圧の核心である金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長を 脱落させ、選定作業の信頼度を落とした。
制裁対象を補完、整備し、実質的なダメージを与えるほどの画期的措置を講じてこそ、北朝鮮内部からの変化を誘導で きる。
北朝鮮は、「最高尊厳」の金氏を人権犯罪者と烙印を押したことに猛烈に反発するだろう。
忠誠で盲目になった部下たちが腹いせの挑発を 強行するなら、米朝関係はもとより韓半島情勢も不安定になるだろう。
米国の人権問題の提起を「内政干渉」と批判した中国とロシアは、今回も北朝鮮の肩を持 つものと予想される。
北朝鮮制裁と圧迫が「韓国-米国-日本」と「中国-ロシア-北朝鮮」という従来の対立構図を強化する前轍を踏まないよう
中国、ロシア との意思疎通も強化しなければならない。
核とミサイル、人権弾圧で国際社会をあざ笑う金氏と盲目的な彼の部下をいつか審判台に立たせることが歴史の正義 だ。
朝鮮半島は本当に話題を欠かないおもしろいところです。
あんな小さな半島が大国を振り回しています。
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