「自由の女神」に女よじ登る。トランプ政権の移民政策に抗議
2018年7月5日 10:17 発信地：ニューヨーク/米国 AFP
【7月5日 AFP】米独立記念日の4日、ニューヨークの観光名所「自由の女神像（Statue of Liberty）」の
台座に女がよじ登り、ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領による不法移民親子の引き離しに
抗議する騒ぎがあった。女は警察の説得を拒んで4時間近くにわたり台座に居座った末、逮捕された。
「Rise and Resist（立ち上がり、抵抗せよ）」と書かれたTシャツを着た女は、移民歓迎のシンボル
でもある台座に座り、トランプ政権によって引き離されたすべての移民親子が再開できるまで下りない
などと言い張った。
米国立公園局（US National Park Service）の報道官はAFPに、女が抵抗して下りるのを拒んだため、
身柄を拘束したと明らかにした。女は不法侵入や治安びん乱などの罪に問われる可能性があるという。
女の身元は特定されていない。
地元メディアは当初、不法入国者を全員訴追するトランプ政権の「ゼロ・トレランス（不寛容）」
政策に対する抗議デモが現場で行われ、女は参加者の一人だと伝えていた。
しかし、デモの主催団体は女は自分たちとは無関係だと否定している。
これに先立ち、台座に「ICE（移民・税関捜査局）を廃止せよ」という垂れ幕を掲げたとして
少なくとも7人が逮捕された。
米ニューヨークの「自由の女神像]の台座によじ登った女（右）と、下りるように説得する警官。PIX11ニュース提供の動画より（2018年7月4日撮影）
