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祭祀を妨害した「死六臣」の子孫に罰金刑=韓国最高裁

2016-09-14 23:41:16 | 韓国

祭祀を妨害した「死六臣」の子孫に罰金刑=韓国最高裁

 2016/09/14 10:45 朝鮮日報

 2011年4月3日、ソウル市銅雀区鷺梁津にある、死六臣(朝鮮王朝第6代国王・端宗の復位を図って処刑され、後に名誉を回復した

6人の忠臣)が眠る公園墓地で騒動が起こった。死六臣の子孫たちの団体「ソンヤン会」の会員たちは、祭祀(さいし)を行うため、死六

臣の位牌が安置されてい る公園墓地内の「義節祠」に入ろうとした。すると、別の死六臣の子孫たちによる団体「ヒョンチャン会」の

会員らが入り口をふさいだ。しばらく口論を繰り広 げた後、ソンヤン会の会員たちは義節祠の前庭で祭祀を行った。

すると今度は、ヒョンチャン会会員のK被告(57)らが駆け付け、祭祀用の膳をひっくり返 し、双方がもみ合いになった。


 死六臣は、朝鮮王朝時代の1456年、第7代国王・世祖によって廃位された端宗の復位を図っ て処刑された、成三問(ソン・サンム

ン)、朴彭年(パク・ペンニョン)、河緯地(ハ・ウィジ)、イ・ゲ、柳誠源(ユ・ソンウォン)、兪応孚(ユ・ウンブ) の6人を指す。端宗の復位

を図った人物には、このほかに金文起(キム・ムンギ)もいる。ヒョンチャン会の会員らは、金文起も死六臣に含めるべきだと主張 し、こ

れに反対するソンヤン会側と対立してきた。国史編さん委員会は、ヒョンチャン会側の要求を受け入れ、1982年に金文起も死六臣に

含める決定を下し ている。


 一・二審はヒョンチャン会会員のK被告が祭祀を妨害した事実が認められるとして、罰金50万ウォン(約4万5000円)を言い渡した。

大法院(日本の最高裁判所に相当)も13日、同じくK被告に対し罰金50万ウォンの判決を言い渡した。

1456年っていえば日本で応仁の乱(1467年~1477年)のちょっと前です。その時の子孫が現代で喧嘩したんですね。

600年近く前の両班の子孫と名乗る人々です。

この死六臣は謀反を起こしたので一族郎党処罰(処刑・流刑・奴隷身分への降格)され

名誉が回復したのは200年以上経ってからです。

この間生き残った遠い遠い親戚は子孫だとは口にも出せなかったし、関係ないという立場で暮らしていたと思います。

自分が子孫なのだとも判らなくなっていたでしょう。

200年以上経って、名誉回復された時、出てきた子孫の信ぴょう性は怪しいものです。

現代の韓国人に先祖は?ときくと両班か王族と答えるそうです。そんなわけないだろ!

韓国特有の上下関係、ウリとナム(ごくごく簡単に言えばウリ・・・自分とその仲間 ナム・・ウリ以外)の概念から起きた、

怪しい子孫の争い事がこの事件です。

日本人からみればバカバカしい話ですが、韓国人にとってはとても重大な争いなんです。

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